リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

新居探しはけっこう楽しい

2015年02月24日 | 日々の風の吹くまま
まいった、まいった。それほど大きな仕事じゃないと高を括っていたら、もろにお役所文学の
傑作。アベクンがぶち上げたキーワードがみんな出て来る。この「地方創生」って何なんだ
ろうな。「創生」と言うのは新しく作ることだから、地方を創生するってことは日本には今まで
「地方」が存在しなかったので新たに作ろうってこと?「地方」の対義語が「中央」なら、中央
政府には東京しか見えていなかったということかな。対義語が「都市部」だとしたら、地方は
「田舎」。都会でなければ存在価値はないと思っていたのか。北海道は思いっきり「地方」か
もしれないけど、札幌は人口200万の日本で4番目に大きな都市で、オリンピックもやった
んだけどな・・・。

ポールがまた金曜日に見せたい物件があると言って来た。小さめだけどいい物件だという
ので調べてみたら、キッチンのカウンターに料理本が置いてあって、これも「セット」だとすぐ
にわかる。きれいに整い過ぎて、まるでインテリアデザインの雑誌を見ている感じ。寝室が
2つしかないけど、33階建てのてっぺんで南東向き。きのう見た物件そばのモールと電車
の駅の中間くらいだから、どっちへも徒歩数分の圏内で便利そう。でも、105平米はちょっ
と狭いんじゃないかと思うけど、まあ金曜日に見てのお楽しみということに・・・。

ゆうべはカレシとそれぞれの希望条件を出し合って、何が優先条件なのかをじっくりと話し
合って、一応のチェックリストみたいなものを作った。カレシは「静かなこと」と「広めのデッキ
かバルコニー」が譲れない条件。ワタシは「オフィス用の十分なスペース」と「2人が使える
キッチン」、「買い物と駅が徒歩圏内」が必須条件。床の防音がしっかりしていれば最上階
でなくてもいいからできるだけ高層階。広さはやっぱり最低で130平米以上、できれば150
平米近い方がいいな。値段は今の家を売った諸経費を差し引いて2千万円以上残る数字
を上限にしたい。ポールが自信を持っている売値だとこの線でもかなりいい物件が見つか
りそうな気もするけど・・・。

それにしても、新居探しは都市計画とか人間の心理とか、いろいろと勉強になることが多い。
バンクーバーに40年(カレシは70年)も住んでいた私達の行動範囲の狭さが良くわかって、
二人三脚のステップが揃ったら、市外の今まで行ったことのないエリアを見て回るのがけっ
こう楽しくなって来たし・・・。