リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コンドミニアムかタウンハウスか

2015年02月12日 | 日々の風の吹くまま
道路向かいの桜がちらほらと咲いている。今日は仕事がないから久しぶりの「週末」。日本
は金曜日だから、どうかおきみやげ仕事が飛び込んで来ませんように。カレシを英語教室
に送り出してポールが置いて行った資料を見ながら「引越しボール」を転がす。これはと思
うユニットが2件あって、ひとつは第一候補の地区にある19階のユニット。築8年で床面積
約100㎡はやや小さい感じがするけど、南東向きで270度のデッキが44㎡という広さ。も
うひとつはかなり南の特に魅力のない地区の21階と22階のメゾネットで合計150㎡弱・・・。

今日のVancouver Sunによると、タウンハウスの不足がメトロバンクーバーの住宅市場を
歪めているらしい。高密度化に適した地区でも現行ゾーニングでは中低層のコンドミニアム
しか建てられず、変更手続きは煩雑で何年もかかる。おかげで若い家族は戸建てが超高
値のメトロバンクーバーでいつまでもマイホームを持てず、広くて手に余る戸建てに住むシ
ニアはダウンサイズしたくても受け皿がない。増える需要に供給が追いつかないため、来年
夏にスカイトレインのエヴァグリーン線が開通する地域では、新築のタウンハウスを売出す
と前夜から行列ができて、1日で完売になるんだそうな。

タウンハウスは近代的な長屋みたいなものだけど、最近はヨーロッパの町並みを思わせる
おしゃれなデザインの二階建て、三階建てが多くて、コンドミニアムよりずっと広いし、ベー
スメントや専用の小さな庭がついていたりする。特に長い間戸建て暮らしをして来た高齢者
にとっては頭の上に隣人がいないのが何よりもの魅力らしい。(カレシがタワーの最上階と
いう条件を出したのも同じように上に誰もいないという理由なんだけど、タウンハウスが希
望じゃないのは道路レベルの騒音にうんざりしているから。)

長い記事の中で目からうろこだったのは、最近のコンドミニアムはきわめて効率的な間取り
に設計されているので、150㎡のユニットのスペース感覚は200㎡の戸建てに住むのとあ
まり変わらないというくだり。へえ、そうなんだ~と感心して、小さいとダメを出した100㎡の
物件を見に行こうということになった。19階とそれほど高くないせいかm提示価格がやけに
手ごろなのにけっこう長いこと売れないでいたのがちょっと気になるところだけど、それでも
百聞は一見に如かず。とにかくいろいろと見て回らないことには・・・。