リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

桜咲くきさらぎは春の狂気

2015年02月16日 | 日々の風の吹くまま
今日は毎週の有機ごみとリサイクルの他に隔週の普通ごみも収集する日なので、朝早くか
らトラックの轟音で目が覚めてばかり。レーンの両側を同時にカバーできるリサイクルトラッ
クは1回、機械式で片側しかカバーできない有機ごみと普通ごみのトラックは往復2回ずつ。
合計すると寝室の窓が向いているレーンを5回もゴゴゴォ~っと通るもので、うとうと眠りに
戻り始めるたびに起こされてしまう。おまけに隣の隣のシンママ一家の犬がキャンキャン吠
えまくって安眠妨害。タワーマンションの高層階だったら静かだろうなあなんて思っているう
ちに結局は正午過ぎまで眠ってしまった。

引越し作戦の方は、ポールから、明日見に行く予定だった3件のうち2件が週末のうちに売
れてしまったというメール。ありゃりゃ。メゾネットは惜しかったけど、ワンフロア独占の物件
はまだ売れる気配がないらしい。誰も住んだことがないまま売りに出てほぼ半年で、しかも
査定評価額よりも低い価格というのがちょいと引っかかるけど、おうちハントを始めてすぐに
飛びつくのは良くない。私達が高層アパートに住んだのは15階のワンルームで暮らした新
婚時代の1年ちょっとだけだから、ゼロから始める気持で何件も見て、その間にコンドミニア
ム暮らしのイメージを把握して、大局的な生活設計を描くのが良さそうだな。

アメリカのサンディエゴでは、買いたかった「夢の家」を別の人に買われてしまった53歳の
女性がぶち切れした挙句、ネットを使ってあの手この手の嫌がらせをエスカレートさせて逮
捕される事件があって、ストーカー行為で有罪になったとか。この人は100件もの家を見て
回って、件の家に足を踏み入れた瞬間に「私の家だっ!」と直感して愛着を持ってしまった
のが、他人が自分より高い値段をつけたために買えないと知って心が壊れたらしい。子供
の障害や夫のがん宣告といった事情で不眠症だったそうだけど、被害者の一家は崩壊寸
前だったというから、こういう思い込みの激しい人は怖いな、やっぱり。

まあ、世界のどこに限らず、どうも最近は粘着質というのか、ヘンに思い込みが激しくて、い
つどんなことで理性の糸がプツッと切れるかわからない怖い人間が増えているような気が
する。狂っているのは空模様だけじゃないってことか。東部は大寒波の大雪だけど、こっち
は春の狂気で、さくら、さくら、きさらぎのそらは・・・。