リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

引越し作戦のボールが転がり始めた

2015年02月11日 | 日々の風の吹くまま
目覚まし起き。なぜか熟睡できなかったのでちょっと眠い。道路向かいの桜はますますピン
ク色の霞が濃くなって来た。ダウンタウンではもう満開になった桜もあるというから、春爛漫。
シーラとヴァルが掃除に来たので、長年オフィスの本棚に山積みしっぱなしだったジグソー
パズルをシーラにあげて、完成した後は病院や介護施設に寄付してもらうことにした。娯楽
の少ない長期入院の患者にすごく喜ばれるんだそうな。

掃除が終わるのと入れ違いに公認不動産エージェントのポールが到着。元プロバスケ選手
としては意外に小柄。でも、実直そうな人だな。イギリスのケンブリッジで生まれで、カトリッ
クで左利き。金融業界で働く奥さんは出張が多いので、時間の自由が利くポールが「主夫」
をやっているんだとか。まずは家の中を回って見てもらった後で、私達の方から新築用宅地
として売ってかまわないと言っておいた。ワタシとしては十代の頃からの自分で設計した家
に住むという夢を果たしたわけだから・・・。

ポールは持参した分厚い資料を見ながら、「家を度外視しても評価額よりもかなり高く売れ
る」と。なぜなら、地下鉄沿線再開発による需要が波及しているし、角地で隣家のない長辺
が南向きだし、ゴルフ場が「お向かいさん」で家が並んでいないから開放的だし、テニスコー
トや小学校から離れているから静かだし、二階の南西の角からは緑と空(特に夕焼け)の広
がりを眺められるし、裏の車庫の横と上の空間に後ろの家を覗かないような配置で50㎡前
後の(賃貸用)レーンウェイハウスを建てられるし、現行条例ではもっと広い家を建てられる
から、ベースメントにも貸室を設ければローン返済の足しになるし、2月に入ってから戸建て
物件の動きが活発で、売れ足が速くなっているし・・・。

というわけで、売る方に関しては問題はなさそう。でも、売れたら引越し先が必要なわけで、
マンションのペントハウス(最上階)、寝室3つ、広いバルコニー、駅近くという条件だと1フロ
アに3、4戸しかないから絶対数が少ない。共同仲介のリストに載る前の情報を調べて流す
から、前のブレントウッド地区を第一希望として、サウススロープのエドモンズ駅周辺も視野
に入れて、明日からでも手当たりしだいに見て回った方がいい。なるほどなあ。Get the ball
rolling(事を始める)と言うけど、ボールが転がり始めたらどんどん転がして行かなきゃって
ことか。何か忙しくなりそう・・・。