リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

中国人は爆買いがお好き?

2015年05月02日 | 日々の風の吹くまま
何だか静か。天気がいいのに、なぜか家の前を通る車も少ない。まあ、我が家の前の道路
の交通量は天気とは関係がなくて、近くのカレッジが元凶。でも、土曜日には中国語学校が
あって、昼過ぎにはいつもすごいラッシュになるんだけどな。広東語を話す大人向けの標準
中国語コースと、子供向けの中国語で授業をするコースがあるという話。バンクーバーで
「中国語」と言えば広東語だったのが、本土からの移民が急増してからは標準中国語が主
流になりつつあるらしい。まあ、中国にはすごい数の人がいるからなあ。

つい先日、ニュースで隣のバーナビー市の2階、3階建ての古い木造アパートがマンション
開発業者に爆買いされていると言っていた。その9割以上が中国からの投資だそうで、バン
クーバーは格安の賃貸アパートのストックを保護するために厳しい制限をかけているのに、
バーナビーでは高層マンション建築の申請が出たら許可する他ないんだそうな。(それで今
バーナビーが中国人に人気なのかな。)私たちが買い損ねたハイゲート地区の物件はそう
いう古い木造アパート群に囲まれていた。あそこを買っていたら、これから何年も建設中の
高層マンションに囲まれて暮らす破目になっていたかもしれない。うわっ、買えなかったの
はラッキー!

バンクーバーの南、川向こうにあるリッチモンドは中国系の人口が6割以上で、見渡す限り
の中国語の海。商店やレストランの看板には中国語しかないものも多くて、去年の市政選
挙では争点のひとつになっていた。高校時代に漢文が得意だったワタシは読んで何となく
わかるけど、英語一本の人たちにはムカつく現象であるのは確かで、カレシの友だちでずっ
とリッチモンドに住んでいるポーランド系のイアンも「中国語しか聞こえない」とため息をつく
ばかり。おまけに、今住んでいるコンドミニアムの周辺5ヵ所!で高層マンション建築の工事
をやっていて、騒音やら埃やらで「うちも引っ越したいよ」。わかるなあ・・・。

転居先のニューウェストミンスターは人口7万人の6割がヨーロッパ系で、まだ中国人には
発見されていないらしい。(空港まで遠くなるし・・・。)新居のあるアップタウン地区は両側に
20世紀初頭の住宅が多数残っている地域があって、市の遺産として保存に熱心なようだ
から、爆買い好きな中国人の手に落ちる心配は少なくとも私たちの存命中はないんじゃな
いかと思うけど・・・。