リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

人生は未完成交響曲でいい

2017年01月03日 | 日々の風の吹くまま
1月3日(火曜日)。今日も雲ひとつない快晴。朝の気温はマイナス6度。クリスマスの四連
休から始まった「ホリデイシーズン」もきのうで終わって、みんな今日から平常通り。日本の
年末年始のように「仕事納め」と「仕事始め」 という儀式みたいなものはないから、普通の
勤め人はみんな普通の時間に起きて、普通に朝ごはんを食べて、普通にラッシュの中を出
勤して、普通に仕事。実際のところは「ホリデイはどうだった?」という話題の方が主役で、
みんなまじめにそれっと仕事に取りかかるわけじゃないところは日本と同じかな・・・。

カレシも今日から多文化協会での英語教室を再開。クリスマスからずっとスカイプレッスン
も休みだったもので、だんだん退屈になって来ていたようで、協会そのものはまだ休みだか
ら教室が寒いかもしれないと魔法瓶にコーヒーを入れて、携帯はどこだ、老眼鏡はどこだと
ひと騒ぎした上でいそいそとお出かけ。思いがけず退職してボランティア英語先生を始めて
からもう17年になるのかな。それほどの年月の現場経験とものすごい量の教材を蓄積して、
来たんだから、英語学習やボランティア先生用の教科書の1冊や2冊書けるんじゃないかと
思うけど・・・。

まあ、老後のプロジェクトは急がず、焦らずが何よりだと思う。人生がどんどん残り少なくな
って行くときに急がないというのは何だか矛盾しているように見えるけど、急ぐのはエネル
ギーの浪費と言う感じもする。せっかく年金と言う所得保障のおかげで生活のために稼が
なくてはならないという足かせがなくなったんだから、へたに達成欲に駆られて寿命を縮め
るようなストレスを抱え込むのは愚の骨頂という気がする。稼がなければならない現役世代
とは違って、自分のペースで熱中すればいいと思う。そうすれば、ストレスだって心身の健
康を保てる適度なレベルで済んで、老後の人生の目減りもペースダウンさせられるんじゃな
いかと思うけど。

まあ、こんな極楽とんぼでいられるのも、カナダに来てからずっと目いっぱい働いて来た成
果としての年金があるからなんで、生活の糧を得るという言う目的がない今だからこそずっ
と持ち続けて来た夢を、気ままにでもがむしゃらにでも自由に追いかけていいんだと思う。
その夢の追求が「好きこそものの上手」に発展するか、「下手の横好き」で終わるかはまた
別の話だけど、みんな最後は「未完」で終わるんだと思うから、急がば回れ・・・。