リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナバカにはワクチンも駆除薬もない

2020年04月11日 | 日々の風の吹くまま
4月10日(金曜日)。☀☀☀。グッドフライデイ。復活祭の連休の初日。さぞかし静かだろうと思ったら、どうして、どうして。下の6番ストリートは平日よりも車の通りが多いし、バイク族が爆音を立てて行ったり来たり。なぁんだ、初夏の連休とちっとも変わりないじゃないの。おまけに行楽地/別荘地のサンシャインコーストやバンクーバー島との間にあるガルフ諸島へのフェリーはきのうの午後からRVやカヌーや自転車を積んだ車で満杯だというから呆れる。今が正念場だから不要不急の外出や遠出はしないでとうるさいくらいに言ってるのに。あのさ、こういうときにこそ人間の本性がネットで晒し者にされるの。ネット界隈を徘徊しているトロールに注目されないように、SNSなんかに「疎開ラブ~」なんて重症のコロナバカっぷりを投稿しない方がいいよ。

きのこ屋のマット君の野菜ボックス配達は今日は12時半。カレシのグループレッスンが終わるのを待って、運動を兼ねてティペラリー公園へ。ジャケットが不要なくらいの暖かさ。アウトドア派が遠出したくなる気持もわからないではないかな。でも、そこを我慢してもらわないことにはいつまでもロックダウンが解けないの。自己中のコロナバカのおかげでみんなが仕事に戻れないし、外食もできないし、ヘアカットもできないし、遊びにも行けない「巣ごもり」が続くわけで、ほんっとに自己中人間はコロナよりも始末が悪い。日本の自粛要請はどう見てもなまっちょろいけど、巷の反応も「店が潰れる」、「不便になる」、「閉めたら客が離れて戻って来ない」などなどと自分目線。まあ、十分な支援策も講じないで営業自粛はないもんだと思うし、アベチャンのような張子の虎がリーダーなのは気の毒だと思うけど、そこはやっぱり「何のためか」という意識を共有しないと事態は好転しないと思うね。

その点、現金20万円を4ヵ月間支給という支援策を打ち出して、月曜日に申請受付が始まって、2日後にはもう銀行口座への振り込みを始めた我が国のジャスティン君には感心したな。受給資格の確認は後回しにして、とりあえずコロナで収入が減ったりなくなったりした国民が申請したらすぐに支援金を払って、落ち着いてから受給者を監査して、不正を見つけたら詐欺罪で告発も辞さないというんだから、ワタシは自由党支持者じゃないし、ジャスティン君は好きじゃないけど、なかなかやるなぁという感じ。アベチャンやアッソー君にはこんな発想は逆立ちしたって出て来ないだろうな。打撃を受けたビジネスの賃金を75%(上限つき)肩代わりして雇用を守ろうという施策も、上は大企業から零細企業、自営業、はては非営利ビジネスまで支援の対象にしたからエライ。他に州のレベルでも家賃の補助や無利子貸付金などを次々と打ち出して、とにかくお金を注ぎ込んでいるから、ロックダウンで不便していても国民のほとんどは協力的で、少数政権のジャスティン君の支持率はぐんと上がったし、BC州でも同じく少数政権のホーガン首相の株はうなぎ上り。

パンデミックや大規模な自然災害のときには政府の指導者や官僚の能力はもとより、社会文化やコミュニティの気質、はては巷の人間個人の成熟度まで、その国を形成するあらゆるものの資質が試されるということかな。自己中のコロナバカにはワクチンも駆除薬もないけど、いずれはツケが回って来て、払えなければ自滅するだろうから、放っておくしかないか。