リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

手作りは気持を落ち着ける効果がある

2020年04月22日 | 日々の風の吹くまま
4月21日(火曜日)。☁☀☁。天気は下り坂の気配。でも、思い立って布マスク作りを始めてから、何となくget the creative juices flowingと言う通り、クリエイティブなやる気が高まって来た感じがする。根っから手でものを作る/創るのが好きな性分と見えて、まとめてあれもこれもやりたくなるという困った面もあるけど、いったん流れに乗ると次から次へと何かを創りたくなる。何となく機先を殺がれて棚上げしていたミニチュアの「ジャズバー」にも取りかかりたいし、マスク作りも工夫しているうちに要領がわかって来ておもしろくなったし、書き始めて最初の2ページで放り出していたMr. Puddlesの独白的ストーリーも、老犬Puddlesの目を通して見た「コロナで巣ごもり中の家族の悲喜こもごも」のようなイメージが沸いて来たし、ほらほら、あれもこれもと・・・。

日課のウォーキングのルートとして、今の季節はいつも窓から見えているクィーンズパークの住宅地が断トツに気持がいい。ニューウェストミンスター市の草分け時代からの上流中産階級の住宅地なので、街路樹も庭木もこんもりした潅木を始めとしてびっくりするような古木、大木、巨木。花の咲く木が多くて、春を待ちかねたように、コブシ、木蓮、シデコブシ、梅、桜、八重桜、レンギョウ、アセビ、ツバキ、ツツジ、ヤマブキと、まるで植物園の中を歩くような感じ。特に八重桜はボリュームたっぷりの花がびっしり咲くので壮観さでは一番かな。窓からも濃いピンクの塊がよく見える。


何かやりたい気分が嵩じて、今日は3つ目のマスクの仕上げ。最初に作り始めたのにプリーツをたたんだだけで、ちょっと放置して別の生地の(第1作)を作り始めたので、第3作目になってしまった。これも日本のおしゃれな布巾が材料で、図柄は赤いコーヒーポットとカップと薄茶色のコーヒー豆(第1作はレモンだった)。プリーツが広がり過ぎないように頬に当たるあたりにステッチを入れてみたら、真ん中がちょっぴり立体マスク風に膨らんで、鼻から顎にかけての収まりが良くなったので、気を良くして「路上テスト」のつもりで買い物へ。唇が渇きがちの感じはするけど、着用感は上々。スーパーに入ったら警備員のおじさんが「looks good(かっこいいね)」。品出しをしていたフェニルが「おしゃれだねえ」。レジのタミーは「手作りのはみんな違っていて、見ていて楽しいわ」。うん、ちょっとトレンディにやってみたの。

   

手作りマスクの「評判」は上々で、さらに気を良くして帰って来て、勢いに乗ってアップルソース作り。かちかちのマルメロをざくざくと切って1時間以上煮込んで柔らかくして、ジャムにする分を別の鍋に取り分けてから、りんごとしょうがのかけらとシナモンスティックを加えてとろとろ。朝ご飯のシリアルにスプーン1杯ほど混ぜてミルクをかけて食べると、ああ、今日もまた新しい1日だぁ~と言う気分になる。自分の手で作るって、こういう欝っぽくなりがちなご時勢のときには気分が明るくなっていいね。スーパーの小麦粉、砂糖、イースト、バターの棚が空っぽになった理由がわかる気がする。