リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ひょんなことから50年目の披露宴のアイデア

2023年03月18日 | 日々の風の吹くまま
3月16日(木曜日)。☀☀。いい天気。日が昇るとぐんぐん気温が上がる感じだけど、午前中はまだ低いので、ウォーキングに行くのに冬のいでたちにするか、春のいでたちにするか、ちょっとばかり思案。まあたったの1丁半だからということで、ニットのカーデガンジャケットにして、いざ。モールの中だとつい速足になって、ときどきペースを落とさないとカレシが遅れてしまうのは、足元が安全なせいかな。若い時にカレシが速足だったから、一緒に歩くのにワタシも自然に速足になったんだけど、そのカレシもさすがに寄る年波のせいなのか、ときたま「競争してるわけじゃあるまいし、少しゆっくり歩け」と文句を言うようになったから笑っちゃう。いや、ワタシは自分がちょうどいいペースで歩いているんだけど。

アムステルダム行きまであと2週間になって、「やらなきゃリスト」が目の前にぶら下がっているのに、今日は(頑固にインターネットを使わない釧路の友だちに手紙を書き始めたり、(義)妹のマリルーに誕生日のメッセージを送ったり、ケイトお姉ちゃんにSilverseaの来年秋の「バンクーバー⇒東京」クルーズの情報を送ったり、きのうUPSが配達に来た時に玄関外からの電話に出られなくて、すぐ近くの取次店(クリーニング屋)に置いて行かれた通販小包(カレシのズボンとジーンズ)を取りに行ったりと、けっこう多忙。その間、大好きな『アルビノーニのアダージョ』を聞いてリラックス。ユーチューブであれこれ聞き比べていて、遭遇したのがクロアチア出身の若いチェリストのハウザー。『アダージョ』を弾いている動画を見て、あっさりはまっちゃった。

マティニタイムから晩ご飯が終わるまでのBGMになるクラシックのCDを選び始めて、ついでにキャビネットの中に無造作に積んであったのを整理。コンピレーションとポップスのCDは一番上の棚、その下にバロック、その下にピアノ、その下にバイオリン、チェロ、弦楽、その下にベートーベン、交響曲、次にモーツァルトとメンデルスゾーン、その下には「その他」、一番下には日本のCD(岡林信康など)…と言う具合に仕分けして、まあ、何がどこにあるのかわかるようになって、やれやれ。へえ、こんなのがある、というのもいろいろあって、現役時代はほんっとにクラシックにはまってたんだな。オーガスタ・ホームズとかミセスH.H.ビーチ、クララ・シューマンと言ったレアな女性作曲家の作品のCDもあって、今度かけてみようっと。今日は趣向を変えてシンセサイザーによるベートーベンの代表作でマティニタイムを始めたので、晩ご飯のBGMはシャルル・アズナブールの英語版CD・・・。



アズナブールの歌はメロディだけじゃなくて、歌詞が粋なところが好きなんだけど、中でも2人とも大好きなのが『Happy Anniversary』(原題「Bon Anniversaire」、日本題「すばらしい結婚記念日」)。結婚20年をショーとディナーで祝うはずが、ドレスが届かない、ジッパーが途中でつっかえる、ドレスが破れる、靴が合わない、スーツがきつ過ぎ、と次々問題が起きてイライラ、カリカリ。劇場に着いたときにはショーは幕、食べる気も失せてしまって、2人共むっつり。でも、最後は(たぶんセーヌ川のほとりを)そぞろ歩きをして、街角の花売りから花束を買い、歩道の真ん中でキスを交わして、結婚記念日おめでとう。いつ聞いてもいいねえ、私たちもパリで25年を祝ったよねえと言っているうちに、あ、海を隔てた超遠距離恋愛で始まった私たち、再来年の5月で一緒になって50年。普通の結婚式も披露宴もやらなかったから、ねえ、どこかレストランを借り切って盛大に50周年の「披露宴」をやらない?そこでこの曲を流すの。何だったら、バンドを雇って歌ってもらおうか。あら、カレシったら、まんざらでもない顔。よしっ、今からいろいろとアイデアを練ってみようっと。何たって、50年一緒。それって半世紀だもんねっ。