リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅先の冒険の予行演習みたいな日だった

2023年03月28日 | 日々の風の吹くまま
3月27日(月曜日)。☀☀。春爛漫という感じの天気。子供たちは2週間の春休みが終わって、今日からまた学校。まあ、フツーに戻る日ってことだけど、我が家はチューリップ見物の旅へのホームストレッチに突入。今日の「やること」は留守番のシーラが必要なビジター駐車場の「延長パス」をゲットすることとダウンタウンへの「おつかい」。駐車場のパスはマンションの管理会社の専用ページに申請フォームがあって、そこにビジターの名前、電話番号、ナンバープレート、駐車する期間、長期駐車の理由を入力すれば、同じフォームが自動的に追跡番号付きでメールアドレスに送られて来るので、それを印刷すれば手続き完了。シーラは我が家に泊まっている間この紙を車のダッシュボードに表示しておけば、時間超過で車をレッカー車を呼ばれずに済むしくみ。

ダウンタウンへの「おつかい」は午後一番。確定申告の書類を詰めた封筒をトートバッグに押し込んで、いざ。日差しが明るくてまぶしい。眼鏡の度が強いせいか、しっかり前を見て歩かないと何となくふらつく感じがするから要注意。レンズの湾曲がすごいので、高層マンションを横目で見るとぐにゃっと撓んで現実離れした風景になるからおもしろい。電車でグランヴィル駅まで行って、会計事務所のあるビルの3階の「税理部」の受付で封筒を渡して、その足でユーロを買いに銀行に行ってみたら、カウンターにはけっこう長い行列。我が家の道路向かいの支店で買えばいいやと回れ右して、London Drugsの地下のコンピュータ用品の売り場に行って、カレシ注文の容量の大きいSD(XC)カードを探したけどない。うろうろしていたら、カードはカメラ売り場のカウンターの後ろにあるじゃないの。万引き防止策なのかな。(それで我が家の道路向かいの店でも見つからなかったんだな。)最近は2TBなんてのがあるそうだけど、カレシは100GBくらいでいいと言うので、128GBを1枚。半額セールになっていたので、じゃあもう1枚と言ったら「これしかありません」。あら、残念。ワタシ用に64GBのも買って、ついでにクルーズに持って行く軽くて小さめのプラスチックの水筒もゲット。(船ではボトル詰めの水を置いていないので、各自で水筒持参を推奨とのこと。)

買い物が済んだので、そのまま地下から「電車」の標識のある方へ行って、改札を通って、ちょうど来た電車に飛び乗ったら、あら、見たことのない車両。アナウンスで「次はイェールタウン・ラウンドハウス駅です」。ええ?カナダ線の空港行きじゃないの。まずいよ、これ。慌ててイェールタウンで降りて、逆方向に戻りつつ、カナダ線のシティセンター駅からエクスポ線に乗り換えるのに、グランヴィル駅だと混んでいそうだから、このまま終点まで行って、エクスポ線の始発に乗り換えた方が楽だと判断して、ウォーターフロント駅で乗り換え(建物の西端のカナダ線からいったん改札を通って、延々と歩いて東端のエクスポ線の改札を通って・・・やれやれ)。ニューウェストミンスター駅で降りて、すし屋で晩ご飯にする握りと巻きのセットをテイクアウトして、下のバスターミナルへ。時刻は3時半。いつまで待ってもバスが来ない。この時間はけっこう頻繁に走っているはずなんだけどヘンだな。市警察のパトカーが2台止まっていて、ときどき外からサイレンが聞こえるし、反対の待機レーンにいる「123番」バスがエンジンを止めているのにときどき揺れたりして、何だかヘンな雰囲気。歩こうかと思い始めた頃にやっと「106番」が来て、あっという間に満員。発車してターミナルの外に出たら、あら、救急車と消防車も。うは、何か物騒な雰囲気だけど、何なんだろうな。やぁ~だ。

我が家の道路向かいのバス停で降りたらもう4時過ぎで、銀行(すぐそこ)に寄っている時間がないから、そのまま帰宅。カレシに冒険談を聞かせていたら、英語の教材を読んでテキストに変換していたところだったので、ワタシの冒険談がそっくり「教材」のストーリーになっちゃったよ、とカレシ。はあ、そんなの知るかいな。おなかが空いたから、ワインを出して来て、スシをお皿に並べて、晩ご飯。チェーンのテイクアウトにしては悪くない味で、はぁ、何か「旅先の冒険」みたいな1日だったなあ。予行練習じゃあるまいし、くたびれたよ、もう。


やっと所得税確定申告の書類をまとめた

2023年03月28日 | 日々の風の吹くまま
3月26日(日曜日)。☁🌥⛅。月曜日だと思って起きたら、まだ日曜日だった。やることがまだけっこうあって、今日は特に所得税確定申告の書類をまとめるのが優先順のトップ。でも、その前にまずは日曜日の掃除から。起きた時はちょっと寒かったのに、ダスターで埃を払って、箒で掃いて、掃除機をかけて、最後にモップをかける頃には汗だくになって、眼鏡がずり落ちて来るから困る。それからウォーキングに行って、モールを4周して、帰って来てランチ。

それから、ダイニングのテーブルを片付けて、税金関係の書類を入れてあるフォルダーを持って来て、まずはカレシ、ワタシ、夫婦の3つの山を作るところから。個人の所得税の申告書はT1という書式があって、所得の書類は、雇用主が発行するT4(源泉徴収票)、政府から来る国民年金のT4(CPP)、老齢年金のT4(OAS)、他に組合や企業の年金(T4A)や個人年金の払出し額(T4RIF)など、いろいろ。利子や配当はT5、投資利益はT3という明細書がそれぞれ銀行や投資会社から来て、個人事業主の事業所得(もうないけど)は決算書から計算して、基本的にこの合計が個人の所得になる。節税のために配偶者間で年金を分け合う制度があるけど、私たちは所得の差があまりないので、分けてもメリットはないよりましと言う程度。でも、銀行の口座や個人年金の払出しを入れている投資口座は共同名義なので、2人宛に来るT5やT3の数字の配分いかんによっては世帯として節税が可能になるところがミソかな。

税額控除の対象として利用できるのは、我が家の場合は医療費と寄付くらいなものだけど、カレシの処方薬のレシートがかなりあるし、去年はワタシが根管治療や眼鏡に大金を払ったし、Arts Clubへの寄付も毎年けっこうな額になるので、まあまあ。旅行でかける医療保険も「医療費」として申告できるんだけど、去年はクルーズをキャンセルしたからゼロ。でも、今年はクルーズが2回あるから、来年の今ごろはほくほくしていそう。何しろ、2人の公的年金とカレシの公務員年金が物価調整で一挙に6.5%も増えたし、5月からはワタシの老齢年金が10%も増えるし、退職貯蓄制度でためた虎の子の個人年金(RRIF)は毎年否応なしに一定の率で額引き出さなければならないから、世帯所得が増えると所得税も増えるわけ。もっとも、高齢者にはそれなりの控除があるし、Arts Clubにたっぷり寄付して税額控除を稼いでいるから、現役時代のワタシが取られたような卒倒しそうな額にはならないけど、リタイアしてからも税金対策に頭を悩ますなんて、計算違いもいいところだなあ。

ぶつぶついいながらも、質問票に記入して、書類と一緒に封筒に入れて、確定申告関係は完了。やっと旅行の準備に集中できるようになって、金庫を開けてパスポートを出して、おととし使い残したユーロの額をチェック。パスポートは10年有効で残りあと5年あるので問題なし。パラパラとめくってみたら、私たちが日本に行ったのは5年前で、10月初めに行って、帰って来て3週間経たずにとんぼ返りで香港に飛んで、11月下旬はシンガポールまでのクルーズ。(カレシは心臓手術からまだ1年経っていなかった!)フィリピンやマレーシア、ブルネイと寄港先のスタンプがてんでな角度でペタペタ押してあって、その隙間におととしの地中海クルーズでローマの空港と帰りに乗り継いだパリの空港でのスタンプが見えて、いかにもパスポートって感じ。肝心のユーロはお札が3枚でたったの40ユーロ。船の上ではクレジットカードだし、食事はほとんど船でするし、買い物と言ってもマグネットのような小さな観光みやげくらいだから、はて、いくらぐらい持って行ったらいいのかなあ。