リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

人口が増えるだけでは発展と言えないような

2024年01月22日 | 日々の風の吹くまま
1月20日(土曜日)。🌫☁。すごい霧。道路向かいのマンションも下の道路もすっぽり霧に包まれて何にも見えない、上下左右どっちを見ても五里霧中で、窓から眺めていると何だか白い宇宙を漂っているような気分だな。夜の間も気温が上がったようで、ダイニングのすぐ外の雪もわずか4センチ。もうひと息って感じで、はぁるよこい、はぁやくこい・・・。

いつもの時間にウォーキング。横断歩道の縁の水たまりがなくなって、きのうよりずっと歩きやすくなって大助かり。普通の土曜日よりも人出が多い感じなのはみんな一斉に冬眠から出て来たからかな。このあたりは6番アベニューに沿って伸びる細長いモールがあって、正面玄関は通称「6th&6th」と呼ばれる6番ストリートと6番アベニューの交差点。人口8万のニューウェストミンスター市の「シティセンター」なんだけど、おしゃれして歩いている人はいないし、繁華街と言える感じでもないし、モールの中も(2階は去年から雨漏り中でバケツ代わりのゴミ箱があちこちにあって)モダンではあるけどファッション性も高級感もゼロ。日用雑貨や食料品を買いに行く近所の商店街ところという感じだから、いつもより人出が多いということは、寒波と大雪の後で毎日の食料を補充しなきゃと言う人たちが多いんだろうと思う。ワタシは冗談めかして「六丁目商店街」と呼んでいるけど、ほんとはこの何ともダサい雰囲気が好きだな。

ランチが済んでちょっと雑用をしたら、後はマティニタイムまでのんびりと新聞サイト巡り。Vancouver Sunを開いたら、真っ先に「メトロバンクーバーの人口が今年300万人に達する」という見出しが飛び込んで来た。まだ250万くらいかと思っていたけど、あれは前の国勢調査の数字。推定では17年後の2041人に400万人に達するというからおっそろしい。ワタシが来た頃にはやっと120万人だったのにねえ(と言っても50年前の話)。メトロバンクーバーは大小23の市町村で構成する地方行政区で、アメリカの「郡」みたいなものかな。最大の市はもちろんバンクーバーで、今年は約74万人。それでも推定通りだと2029年にはフレーザー川南のサレー(今年68万人)に追い越されるんだそうで、将来はメトロバンクーバーからメトロサレーになっちゃうのかもしれないな。まあ、バンクーバーでは集合住宅で高密度化する以外には住宅を増やせないんだから、面積が3倍もあるサレーとは端から競争にならないよね。ちなみに、BC州の人口は今年は560万を突破して、4年後には600万、14年後の2038年には700万人に達すると言う予想。


メトロサレーの未来像?

州の統計局の予想によると、ニューウェストミンスター市は今年9万人を突破して、「十万都市」にあと一歩。隣のバーナビー市は29万人、第2の香港みたいなリッチモンド市は23万人超、コクィトラム市は17万人超、橋を渡ればもうすぐ最大の都市になるサレー市と「大都市」に囲まれて、その隣のデルタ市も12万人、ちょっと先のメープルリッジ市も10万人超、さらに先の(メトロバンクーバーの「辺境の地」だったはずの)ラングレーも15万人を超えて、ソーシャルメディアの落とし子みたいなのばかりの市議会は取り残され感に苛まれているんじゃないかな。でも、市の東端と西端の電車の駅周辺で大規模な再開発計画があるから、市の「悲願」が実現するのは確実。そこで問題なのはインフラをそれに見合うように整備拡充できるかどうか。どこを見ても歩道は何年もひび割れだらけででこぼこだし、市議会はストリートフェスティバルだ何だとかっこいい街づくりに熱心だけど、新しくオープンするビジネスはファストフード店にネイルサロンに歯医者にマリファナショップに入れ墨サロン。いくら「ルッキスト市議会」が見映えを良くしようとがんばっても、これじゃあねえ・・・。


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