リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

人生に遅すぎることはないとつくづく思い知る時

2024年11月27日 | 日々の風の吹くまま
11月26日(火曜日)。☁🌥☁。何か冷え込むらしいけど、今日はまだまあまあかな。私たちの「日常」もまあまあ。明日からはまたてんやわんやになるので、せいぜい束の間の「のんびり」を満喫しておこうね。ほんと、こういう思いがけない事態に遭遇して、ストレスの極限まであたふたしてみて初めて「普通の毎日」のありがたさがわかるものらしい。今どきの人類ってのは意外に能天気というか、進歩し過ぎて退化に向かいつつあるとか。まあ、たぶんわかってくれる人、共感してくれる人はあまりいないだろうし、それは子供の時から慣れっこなんで、日記ブログでごちゃごちゃ言っておしまい。あはは。

今日はドラマタージのハイディとコマーシャルドライブのおしゃれっぽいカフェで会う予定。彼女は来月末で何年も務めて来たPlaywright Theatre Company(「劇団」とは言っているけど劇作家の団体で、ワタシもまだ実績がないながら正会員)の芸術監督権専務理事を退くことになって、来月記念パーティがあるんだけど、出席の返事したついでに英語訳した脚本を持って行ってもいいかと聞いたら、ハイディから直々に「その前に会ってお話しましょう。脚本は電子ファイルを送ってくれる?」というお誘い。うわっ。うん、やっぱりワタシの老後の人生はそれなりに目指している方向へじりじりと進んでいるのかな。ローカルの演劇界はみんなつながっていて、みんな互いに助け合ってやさしい。(だから「北のハリウッド」と呼ばれる割には、ハリウッド映画で活躍してもハリウッドに移住したい人がいないのかもしれない。)

自宅保管する小物も梱包が終わって、ランチ(パスタ)を食べながらスマホをいじっていたら、イギリスの有力紙The Guardian(月決めの寄付で購読中)に拡大するクルーズ産業についての記事。コロナで大打撃を受けたはずのクルーズ産業が破竹の勢いで拡大しているそうで、特に若い層の関心と需要が目立っているために、クルーズ会社は「富裕層のリタイア夫婦」のものというイメージを払しょくして、若い富裕層を取り込むの躍起らしい。大勢の客を乗せれば料金を安くしても採算が取れるわけで、それでやったらとでっかい船がますますやぁ~ったらとでっかくなっているんだな。でも、カーボンフットプリントはジェット機なんか比べものにならないくらい最悪というのに、環境問題に敏感なはずの若い世代がクルーズにはまっているのはソーシャルメディアの影響によるところが大きいらしい。同世代や友だちがTikTokなんかに「クルーズを楽しんでまぁ~す」と自撮り写真を投稿しているのを見て、自分も行かなくちゃということになるらしい。Silverseaのクルーズがどんどん高くなるのは、そうやって夏休みをディズニーランドに行って育った世代にやんわりと「お断り」を入れているようなものかもしれないな。そのディズニーランドをそっくり海に浮かべたような大型クルーズ船は、どんなに安くても私たちは乗る気になれないけど・・・。

時間を見計らってウーバーを呼んで、コマーシャルドライブのカフェへおでかけ。カレシが生まれてから大学を卒業するまで住んでいた地区の古い食品雑貨の店を買い取って、中だけを自家焙煎のコーヒーを出すモダンなカフェに改装したところだそうで、「覚えてるよ、そこ。ときどきおつかいに行かされたからね」とカレシ。久しぶりに会って、1時間もあれこれと演劇談義。大学に行かずに手探りで学んで来たワタシでも、野心満々で才能豊かな若い世代に交じって劇作の勉強ができるのがカナダなのかな。東京のプロデューサーが日本語訳脚本を読んでくれていると聞いて、ハイディはとっても喜んでくれて、英語訳した脚本についてもいろいろとアドバイスをくれて、「来月9日のパーティの後でまた会って話をしない?」という天にも昇りたくなるようなお誘い。カレシとの50年とワタシの喜寿が重なる来年は、またまた人生の方向が変わるようなことが起きるかもしれないのかな。でも、何歳でもいいじゃないの。人生は塞翁が馬で、遅すぎるってことはないんだから・・・。



クリスマスにクルーズというのも悪くないね

2024年11月27日 | 日々の風の吹くまま
11月25日(月曜日)。☁。天気はぱっとしないけど、怒涛の1週間の始まりとしては静かな月曜日。のんびり朝ご飯を食べて、のんびりメールをチェックしていたら、あっ、Silverseaがブラックフライデイ・セールでオーストラリアとニュージーランドのクルーズの割引をやってるっ。カレシが来年の12月に行く気満々でいるクルーズもセールの対象になっているかな。なにしろ18日間と長めだし、バンクーバーからだとオークランドもメルボルンも遠くて長時間の飛行になるので、寝て行けるようにビジネスクラスにアップグレードすれば一気に50%近く跳ね上がって、最終的に6万5千ドルくらいになってしまうから、キャビン1室あたり最高8千ドルの割引は大きいよねえ。

と、期待を含ませて詳細をクリックしたら、セールになっているクルーズの数は24本で、来月から来年3月のシーズンに8本、2ページ目をせっせとしたら、9月からの次のシーズンの8本目でみぃつけたっ。お気に入りのシルバーミューズ号の姉妹船のシルバームーン号で12月16日にオークランドを出て、タスマン海を航行中にクリスマスを祝って、タスマニアに寄って、大晦日にシドニーに入港して有名な花火大会を見て、元旦の朝早々に出て1月3日に終点のメルボルンに着くヤツ。やったぁ。ちょうど3月のクルーズ料金を払い込んだクレカの締め日が過ぎたばかりで、さっさと払って残高をゼロにして、ジェフに連絡して予約を取ってもらわなきゃと思っていたところ。何というグッドタイミング。セール料金の予約金の期限が1週間後なので、さっそくジェフにすぐに予約してぇとメール。コーヒーをひと口飲んだところで返事が来て「まかせておけ。まだ海の上で1、2時間かかるかもしれないけど、ちゃんと手配するよ」。あ、まだクルーズ中だったんだ。うん、船の上のWiFiは通信衛星だよりだから、陸地のようには行かないんだよね。



ジェフからSilverseaの見積もりといっしょに「予約を確認。日程としてはすごくいいよ」とメールが来たのは1時間後。早っ。あれよあれよという間に2025年はクルーズ三昧の年になっちゃったわけだけど、私たちが夫婦になって50年になる年だから、1年がかりで祝うつもりでいればいいよね。それに、今年のクリスマスは2人にとって50回目の記念すべきクリスマスなのに、水漏れ騒動で準備どころじゃなくなって、修復作業はクリスマス前までには終わるだろうと思うけど、何となく気持が萎んじゃっている感じだからどうなるかなあ。何としてでもクリスマスツリーを飾りたいもんだなあ。

さて、1年先の予定が決まったところで、今日に注目。まずは日課のウォーキングを済ませて、次にカレシがバーのキャビネットの酒瓶を園芸ルームのカウンターに移す作業。新居に引っ越して来たのがカレシの誕生日の前日だったので、予定が確定したときに家具を新調した店でカスタム仕様で作ってもらって、カレシへのプレゼントにしたのが我が家のバー。いつの間にか酒瓶が並び過ぎて「バー」として機能するスペースがなくなって、今はもっぱらリカーキャビネット。カレシが酒瓶を入れた箱を抱えてせっせとバーと園芸ルームを往復して、1時間ほどかかって全部移動。どれどれと園芸ルームに行ってみて、うっはぁ。立錐の余地もないじゃないの。何だかすごいウワバミ夫婦みたいに見えちゃうよね、私たち。でも、少しだけ残っている瓶もかなりあるから、これを機会に古いものは処分することを考えた方が良さそうだな。でもまあ、それにしても・・・。