リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

マイホームを買えないからアパート不足で家賃が上がって・・・

2022年07月25日 | 日々の風の吹くまま
7月24日(日曜日)。☀☀🌤。朝から暑くなる気配。いよいよヒートウェーブの到来かな。去年のヒートドームとどこがどれだけ違うのかよくわからないけど、今回は今日27度、明日29度、火曜日32度、水曜日31度、木曜日31度、金曜日28度、土曜日26度、日曜日24度と言う具合に、1週間の最高気温の変化が波のうねりのようなパターンになるから、ヒートウェーブ(熱波)の方だろうな。ヒートドームの方は熱い鍋に入れられて蓋(ドーム)をされたような状態なんだと思う。他にも暑い大気の塊が通って局地的に猛暑になる「ヒートボム」(爆弾猛暑かな?)というのもあるらしい。どれも暑いことには変わりはないんだけどね。それにしても、我が家の風通しの良さと来たら、きのうなんかリビング/ダイニングのサーモスタットの表示を見て、あと1度下がったらヒーターが入っちゃうぅ~と慌ててパティオドアを閉めて回る始末で、何ともずっこけた話。

掃除が終わったらすぐにウォーキングに出かけて、今日は16分51秒。湿度はそう高くないので気持はいいけど、日が照って暑いときはやっぱり歩調も鈍るらしい。クィーンズパーク地区でわりと大きな家の前に出ていた「売家」の看板に「売約済」のステッカーが付いていた。最近は金利の引き上げが続いたせいで戸建ての売れ行きが悪くなっているそうで、この家も最初は2億3千万の売値をつけていたけど、1億9千万に下げてやっと売れた感じ。最終的にいくらで売れたのか知らないけど、バンクーバーだったら倍の価格で売れたのかなあと言いながら通り過ぎて、カレシがふと「マンションの前に妙にしゃれたコミュニティスペースなんかできたら、査定額が上がるのかなあ」。ふぅ~ん、どうだろうねえ。固定資産税のベースになる査定は7月1日現在の評価額だから、今年の査定は上がるか下がるかの微妙なタイミング。でも、査定機関がそういう計画があることを知っていたら、その影響を勘案するのか、それとも実際に完成するまでは考慮しないのか、何とも言えないなあ。まあ、単位面積あたりの相場でだったら、ニューウェストのマンションとしては高過ぎて売りたくても売れないんじゃないかと思うけど。

ある銀行の試算によると、バンクーバーでは年収が3千万円近くないと頭金を20%出しても標準的な戸建てが買えるローンを組むことができないんだそうな。去年は2500万円と言っていたから、1年で300万円以上も増えた勘定で、それじゃあ家を買いたくても買えない人ばかりになって、売りたい人は売ろうにも売れないってことになるんだろうな。何とか3千万円を超える収入があって、利上げ前に家を買えた世帯でもローンの返済で月収の84%が吹っ飛ぶと言うから、おっそろしい。不動産のデータを収集分析しているとあるデータサイトによれば、マンション、戸建てを問わず、今バンクーバーで「マイホーム」を買おうとすると年収が2200万円以上必要なんだそうで、バンクーバーの税引き後の世帯収入の中央値は790万円だそうだから、中流の上の上でも無理、無理。売値が下がったと言っても、ローンの金利が上がってしまえば、値下がりしていないのと同じだし。

今一番大きな問題になっているのは賃貸アパートの家賃高騰と空室不足。マイホームを買いたくても買えなくなった世帯が出て行かないので、空きが出ないせいで極端なアパート不足になって、バンクーバー市内では1LDKの家賃が平均25万円と、最低賃金の業界で働いている独身者の給料が全部吹っ飛ぶレベルだし、若い子育て世代が探しそうな2LDKは35万円、3LDKになると45万円(安めのニューウェストでも31万円)。ぼろ家を買って払うローンよりも高いんだから、いっそのことマイホームを買ってしまえばいいと思うかもしれないけど、こんな家賃を払っていたら頭金を貯金するどころじゃないよね。つまり、バンクーバーの隣の隣のトカイナカの中心街の広めの3LDKのマンションは売るに売れず、貸すにも貸せずで、いくら前の道路をおしゃれっぽくしてみても、評価額が上がるとは考えにくいってことかな。まあ、今のところは動く必要がないから、売れなくても貸せなくてもどこ吹く風でいられるけど。

明日はもっと暑くなりそう・・・




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