らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

上海Q~ベートーヴェン4~6

2009年11月22日 23時33分08秒 | お気に入りのCD
 弦楽四重奏というマニアック(だと思われている)なジャンルの演奏会を10年続けていると、演奏活動をする前と今と認識が変わった作曲家がいます。弦楽四重奏に携わる人間にとってL.v.Beethovenという作曲家(全17曲)は特別な存在で、当然聴衆側もこの大作曲家の音楽を聴きたいものだと思っていました。交響曲やピアノ曲、協奏曲などは人気曲(メジャー曲)なので、当然作曲家が死の直前まで力を込めて作曲したこれらの曲も・・・!?

 しかし、後期の弦楽四重奏曲の難しいイメージもあるのか?中期の有名なラズモフスキーやハープ・セリオーソ、そして初期の曲も実はよほど弦楽四重奏が好きで無い限り、あまり聴かれていないようなのです。

 実は、山形Qではこのベートーヴェンの全曲を演奏してやろうという意欲があって、年に2曲位プログラミングしているのですが、定期演奏会のお客様の入りが良くないのです。勿論日程やお天気、その時の季節柄など色々な要素が集客に影響を与えていると思いますが・・・。では、山形県民がベートーヴェンに変わりに食いつく作曲家は誰なのか?最近ふともしかしたらモーツァルトかも・・・。と思い始めました。ベートーヴェンの有名な曲よりモーツァルトのマイナー曲の方がお客様の反応も良いような気がします。

 モーツァルトも良いですが、ベートーヴェンも是非好きになってもらいたい気持ちがあります。最初から難しいと思っては楽しむことは難しくなってしまいますから、今日はわかりやすいかっこいい演奏を紹介します。

 同じアジア人として最近はこの上海Qのベートーヴェンがお気に入りです。真面目だけどつまらなくない不思議な演奏です。それを飛び越えてかっこいいと思えます。もし、ベートーヴェンを聴き始めようと思っている人がいたらまず上海Qの演奏ではどうでしょうか???
HMVジャパン
コメント
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