らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

L.v.Beethoven 変奏曲、バガテル集 ブレンデル(p)(5CD)

2011年01月12日 23時59分07秒 | お気に入りのCD
 以前に書いた事の繰り返しになるかも知れないが、山形Qの演奏会のプログラムにL.v.Beethovenの弦楽四重奏曲が入っている期間は、普段あまり聴かないピアノソナタを聴く。弦楽四重奏曲もピアノソナタもベートーヴェンは生涯にわたって書いていて、解釈の上で何らかの助けになるかもしれないからだ。

 そして演奏会でとりあげる弦楽四重奏曲の作品番号に近い曲をiTunesに入れて聴く。以前は、よくE.ギレリスを聴いていた。

 さて、今回とりあげるのは「大フーガ Op.133」である。

 ピアノソナタの最後の3曲の作品番号は、Op.109~111である。大フーガが第九を書いた後の本当の最晩年の曲なので、ピアノソナタでは作品番号が開きすぎると思って、この3ヶ月弱良く聴いたのが、6つのバガテル Op.126。この曲は米沢の伝国の杜でE.ハイドシェックの生で聴いたっけ。

 最晩年だけあって少々凡人には取っつきにくい。気分があっちこっちにいかされる曲のようだ。A.ブレンデルによる変奏曲・バガテル集を聴きこむとベートーヴェンを安心して落ち着いて聴けるのが良い。夜、寝る前に聴いたとしても気持ちが高揚しなくて安らげる。

 ピアノソナタだけでは感じられない視界が広がる。
HMVジャパン
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