らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

難しい。

2011年01月23日 23時59分58秒 | 音楽
 昨日の記事の続きみたいな本日のネタ。

 演奏会の本番当日は、どのように一番良い状態に自分をもってゆけるか?は、プレイヤー一人一人違う方法を駆使していると思います。例えば、ゲネプロ後一回全ての緊張感をほぐしてしまって、本番の直前にもう一度テンションを作り直す人など。

 私は以前は一日中緊張感をもって本番に臨むタイプでした。しかし1日のうち集中力が続く時間が限られているということが分かってきたので、(若い内は意外と根性だけで乗り切れていた気がします。)誤解される言い方をするかもしれませんが、最近はゲネプロからは集中しない事にしています。一生懸命というのは諸刃の剣で、一生懸命と冷静さというのはなかなか両立しません。ゲネプロから一生懸命だと、(体力的なという意味ではなくて)本番に向けての調整をうまくしていないということに私は気づいてしまったのです。ゲネプロはあくまで冷静に他のパートやホールの響きに耳をやって本番にどう演奏するか「あたり」をつけておくのです。一生懸命は、使い方を誤ると自分の音だけに集中してしまって、周りを無視してしまう可能性もあります。周りとの兼ね合いがアンサンブルには一番大切だと思っているので。

 そして、本番前の軽い食事・・・。そこまで一切テンションを上げません。

 本番前に着替えて、髭を剃り、歯を磨き、楽器を磨いて徐々に集中力やテンションを上げていきます。もちろん本番開始直前は緊張感を伴いますが、一気に集中力に緊張感を支配させます。そして約2時間はほとんどテンションを全く下げないようにします。本番後に初めてリラックスモ~ドに戻します。

 山形響の場合ですと演奏会後の交流会に出席して、色々な方と話し始めて初めて緊張感を解いてゆきます。

 一番最初に例を出した一回緊張感をほぐすやり方を以前はしていましたが、その日のコンディションで本番に二度と集中力が上がらないときがあったので、今のやり方に定着しつつあります。今後もっと良い方法を見つけたら、その時に考えなおそうと思っています。

 難しい話でした???
コメント
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