らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

Aleksandr Konstantinovich Glazunov(1865~1936)Vol.5

2011年04月20日 23時59分16秒 | クァルテット
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 明日明後日は、もう練習日誌を書くだけなので、本番までに宿題を終わらせておきましょう。

 んで!A.K.グラズノフ 弦楽四重奏のための5つのノヴェレッテ Op.15という作品がどんな曲なのか、少しだけ書いておきます。

 A.K.グラズノフは、援助を受けていたM.ベリャーエフの夜会のために1886年にこの作品15を書きました。このM.ベリャーエフの夜会は、別名~ベリャーエフサークルとも呼ばれていて、彼が援助している音楽家の集まりでもあったのです。中には、A.リャードフなどロシア五人組と関係する作曲家まで混じっていました。

 この「ノヴェレッテ」という言葉からは、同じ言葉をタイトルにした作品を書いた、R.シューマンのピアノ曲を連想する人いるかも知れませんが、二つの作品の間には、特別の類似点は見られません。

 A.K.グラズノフは、ロシア代表的な作曲家達の好みの上に乗っ取りながら、いくつかのその土地土地の音楽材料を使用して、あたかも本来ある民謡のような創造的な組曲を書いたのでした。

 1曲目のスペイン風や5曲目のハンガリーの民謡を大きく意識した曲だけではなく、第2曲の東洋、第4曲のワルツなど何となく地理的に想像できる曲もあります。ただ間奏曲と名付けられた第3曲目だけは、民族的なイメージが薄くなっていて、演奏者のイメージ作りにかかっているようです。

 山形Q第3回定期演奏会でとりあげたこの曲を、再びとりあげるのは、この曲に大きな魅力を我々が感じているからに他なりません。これ以降、思い出の曲にしてしまわずに、またいつか演奏してみようかと思っています。全曲通しては、老後かな・・・・・???笑。

 おわり。
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