先日ユニオンで聴かなくなった古いレコードを少し処分した時に馴染みの店員さんと少し話をしたが、
今秋の買取アップキャンペーンは不調らしい。とにかく誰も店頭買取に持ち込まず、壊滅的な状況だそうだ。
なんでだろう?と聞くと、老コレクター達はレコードを持って外出する気になれないんじゃないか、とのことで、
間違いなくコロナの影響だろう、とあまり元気がない様子だった。
12月のセールはやるの?と聞くと、一応やろうと思っているけど、このままじゃできないかもしれない、と
いうことだった。
例年なら、この時期はバイヤーが欧米へ買付けに行って持って帰って来た安レコの叩き売りがある時期で、
国内の中古市場ではあまり出回らないタイプの珍しいものが安く手に入るはずなんだけど、今年は買付けに
行くこともできず、そういう楽しい買い物が出来そうにない。私もここ1ヵ月で買ったのは500円のレコードが
2枚だけ、という惨憺たる状況だ。
欧米がまたひどい状況になっている中、日本の街はそれなりに人出は多いが、レコードの方は動きが悪いままで、
受難の日々は続いている。当面は手持ちのレコードたちを細々と聴くしかないかもしれない。
毎週末、お茶の水・新宿・吉祥寺どこかのユニオンに顔を出していますが、不調には気が付いていました。明らかに購入したくなるレコードが減りましたね。。。廃盤店でも海外に買い出しに行けず、聴かなくなったレコードを売ってほしいとチカラなくつぶやいていて、顔を出せば必ず何か探し出して購入するようにしています。
変わらない日常を演出し、心の中で「がんばれ」と励ましています。。。
個人経営の専門店には深刻な事態でしょうね。池田さんのところが委託を始めたというのが、今回の件を一番象徴しています。
ユニオンの高額盤の売値が倍近くへと引き上げられているのも、コロナの影響のようです。
今はどの店もレコードを買うより買取に出す方が喜ばれます。みんな積極的に買取に出すのが、活性化の近道ですね。
尤も、altomanさんとはおそらくいろんなところでニアミスしていると思います(笑)。
いつかお話ができる日が来ることを祈っております。