廃盤蒐集をやめるための甘美な方法

一度やめると、その後は楽になります。

2ヵ月ぶりの短いパタパタ、今後の課題、など

2020年05月22日 | Jazz雑記
止むを得ない用事があったので、昨日は午後から外出した。出かけること自体に罪悪感みたいなものを感じるけれど、まあ仕方ない。
別にそんな風に思う必要なんてないはずなんだけど、自然とそういう気持ちになるんだから、やっぱり異常事態なんだなあと実感する。
罪悪感ついでに、と言ってはなんだが、ディスクユニオンの新宿ジャズ館へ立ち寄ってきた。今週の月曜日から時短で営業を再開している。

   

新宿東口、16時頃の風景。ここは普段なら人でごった返している所だが、ほとんど人がいない。私だって、新宿の街を歩くのは2ヵ月振りだ。
新宿や渋谷は店が開いていなければ、来たところですることが何もない。当たり前のことだけど、今回の件でそれが身に染みてよくわかった。
スピルバークの映画に「アイ・アム・レジェンド」というのがあるけど、何となくあれを思い出す。


入り口で若い店員から消毒液をシュッとしてもらい、密を避けるために階段で3Fへと上がる。

   

客が誰もいない・・・。貸し切り状態だ・・・。気味が悪い。

新着コーナーを見ると、安レコがたくさん出ていた。よしよし、と思いながら、2ヵ月振りの懐かしきパタパタである。
どことなく落ち着かないものを感じながらも6枚ほど抜き、吟味の上、これを拾って30分もかけずに店を出た。




安レコ漁りの極意は、「決してたくさんは買わないこと」。安いからと言ってホイホイ買っていくと、結局金額が嵩んで高額盤を買うのと
何ら変わらなくなってしまう。「こんなに少ないお金でこんなにいいレコードを買ったぞ」、これに尽きる。

晩年のエリントンのこのレコード、再発は時々見かけるけれど、初版は何気に見かけない。安レコは安レコで、意外に難しいのである。

安レコはボリュームがあるので、エサ箱を一通り見るだけでも時間がかかる。これをどうするかが今後の課題だと認識した。
中古レコード屋で集団クラスターが発生した、なんてことになったらエライことになる。この先も楽しい猟盤生活を持続させるために、
店を訪れるマニア全員が節度ある、新しい猟盤スタイルを実行する必要がある。とにかく、自分さえよきゃそれでいい、というのはやめよう。


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