Rudi Brink / Teach Me Tonight ( 蘭 CNR 657.508 )
今日は私用があり年休を取ったのだが、空き時間に先週の漁盤で拾ってきた安レコを聴いて時間を潰す。 そういう聴き方に丁度いい内容だ。
オルガン、ギターらをバックにテナーのワンホーンでゆったりとスタンダードを吹くムード音楽一歩手前の内容だが、バックの演奏がとても控えめで、
テナーの邪魔をしない趣味のいい演奏をしている。 ルード・ブリンクのテナーは適度に硬質でフレーズも端正で優等生な感じが好ましい。 1973年の
ジャズが下火になっていた時期の録音で、いい意味で力の抜けた作品になっている。 深夜のバーなんかでかかっていると、おっと思うような感じで、
それ以上でも以下でもないけれど、これ以前の時代のジャズはどれも力のこもった内容が多いし、これ以降になるとジャズがジャズらしくなくなるから、
そういう意味ではある種の需要にはその隙間を縫ったちょうどいい感じなのかもしれない。
時々見かける別に珍しくもないレコードだけど、この初版の紺レーベルは数が少ないかもしれない。 ジャケットも艶ありで写真の発色がきれい。
とにかく安い値段で転がっていて、更に色別割引の対象だったのでその値段の安さに負けて買ってしまったが、これはこれで悪くないと思う。
これは、先週、新宿で、ぼくもエサ箱で見ました。パスしてしまったのですが、このを記事を読んだら、いつものように、欲しくなってしまいました。
”深夜のバーなんかでかかっていると、”
そして、今回、ぼくは、このフレーズに弱いことに気が付きました。
そう、こんなようなレコード、さらりと、流すようなお店。
ぼくの近くにあればいいなぁー。
これは失礼しました。 頂いてしまいました。 でもね、大丈夫です、よく見かけるレコードですから。
これから年末にかけてたくさんレコードが店頭に出てくるので、きっとそれらの中に混ざってると思いますよ。
うちの近所に1軒Barがあってジャズが流れてますが、残念ながらCDです。 よくマイルスのバラードがかかってるなあ。