家の庭には色んな生き物が入って来て、先日はミフウズラが飛んで来て嬉しかったなぁ。 嬉しくないけど一番多いのがこのがオオヒキガエル(多少の海水でもヘッチャラ)です。 外来種なので処分した方が良いんですがそれも面倒なのでオイラはよく足で誘導したり火バサミで掴んで道路に放り投げたりします。 この時は足で誘導しながら外に出そうとしたら気が強い奴だったらしく、激しく体を膨らませ戦闘体制。 気にせず足であっち行けって誘導してたら「じわ~」。 白い毒が沢山出て来ました!
この毒の主な成分はブフォトキシンと言う物で卵やオタマも既に持っていて、目に入ると失明、飲んじゃうと痺れたり時には死ぬ事もあるそうです。 だけど何時も言うように毒=薬にもなるわけで、心臓の薬や麻酔、鎮痛、止血等の薬になるらしく、前から思っているのが、どこかの薬品会社がこれを上手く利用する方法を見つけ買い取ってくれるとなったら、いっきに数が減ると思うんだけどなぁ。 昔オーストラリアにいた時に友達になった奴はこの毒でトベルと悪い知人から聞いて舐めて見たところ、体中が痺れて意識を失ったそうです。 気付いたら、よだれも涙も鼻水もダラダラ出てて、もちろん糞尿も垂れ流しで失神してたんだ、と話してくれました。 下手したら彼は死んでたと思うので、皆さんは絶対に止めましょう!
ただこの毒が好きでニホンヒキガエルの場合はヤマカガシに狙われるそうです。 ヤマカガシはフグとかチョウと一緒で、食べ物から毒を得るそうです。 だからヒキガエルがいない地域のヤマカガシは毒が無いという事も証明されてます。
世界中で人為的に広げられたオオヒキガエル(世界の侵略的外来種ワースト100に入ってます)ですが、世界中で困ってると言う人間の愚かさ。 オーストラリアでは肉食性のアリ(襲って食べる)をオオヒキガエルがいそうな所に集めて駆除するという方法もあるそうです。 じっさいオイラの家の庭で死んでたオオヒキガエルに石垣の肉食性のアリが沢山たかっていました。 死んでいた物にたかっていたのか、生きてるカエルを襲ってそうなってたのかは分りませんが、もし襲って食べちゃってるのなら今度はこのアリが人間を襲ってこないか怖いですネェ。
ところで石垣では毎年、環境省がカエルバスターを募集(もう直ぐやります)して駆除してるんですが、オーストラリアではこれを観光客向けのツアーにして、お客も呼べてオオヒキガエルも駆除出来るというのをやってるそうです。 ただ日本だと外来種だといっても殺すのに抵抗ある人が多い気がするので、どんなかなぁ? オイラもどちらかというと躊躇してしまいます。 1番悪いのは人間ですからね。 手伝うにしてもまずは持ち込んだ人間に駆除費を出させるとかしないとね。 今の所、クジャクにしてもグリーンイグアナにしても何のお咎めなしです。
沖縄等と内地では気候が違うので、昆虫他も別扱いで規制をかけるべきだと思ってます。