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ヤエヤマアシナガバチ

2018年05月07日 | 生き物

以前はキイロアシナガバチと紹介していたヤエヤマアシナガバチ(スズメバチ科)です。沖縄に住むのはオキナワアシナガバチ、内地に住むのはキイロアシナガバチ。3種の中で一番黄色いのが特徴。阪神が好きなオイラ的にはトラ柄がお気に入りです。始め見た時は下を向いて何をやってるのかな?、と思って近づき先ずは一枚。

目の間に3つの単眼があるのが分かりますね、恰好良~い! ところで、ハチの仲間は人で言うところの視覚ではあまり目が良くありません。だいぶ近づかないと良く見えないし、動いてる物じゃないと分かり辛い。だからハチから逃げる時は始めソ~と、それから即逃げです(笑)。ただし、刺された時はフェロモンを出して仲間を呼ぶので最初から即逃げです! 人と違う部分ではスペクトル派や紫外線も見えてるし、目以外の触覚や臭覚、電界や磁界も感知してます。味覚はかなり甘くないと甘いと感じないので、ハチが集めた蜂蜜は蜂さんお墨付きの甘さ、と言う訳です。

横から見ると一生懸命肉団子を作ってる途中でした。下に写ってるのは犠牲になった何かの幼虫の肉片です、ホラーだ! ちなみに肉食のハチも蜜や樹液を食べますが巣に持ち帰って蓄える様な事はしないので、例えばスズメバチの巣をゲットしても蜂蜜は得られません。面白いのが、この肉団子は幼虫用で成虫は食べないと言うか食べられない。理由はこの腰の細さを見て下さい、女性は羨ましいかもしれませんが腰が細過ぎて肉が通らない。成虫の食べ物は先ほど書いた蜜や樹液、果汁、肉団子を作る時の獲物の体液、そして幼虫の頭を突くと出す栄養液だそうです(栄養交換)。ですから肉食のハチの仲間にとっての貯蔵庫代わりは幼虫なんです!


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