このシリーズも5で終わりだと思っていたんですが、もうチョッと粘ります(笑) 今回はヒルギシリーズです。昼着じゃないよ。
最初は現在石垣島で胎生種子が豊作のメヒルギ(ヒルギ科)です。メヒルギは石垣島では川平湾と宮良川にしかありません。真面目に探せば他にもあるかもしれませんが、基本、川平湾と宮良川です。比較的塩分に弱いのでそうなっているのかも知れません。石垣島最大のマングローブ林・アンパルにも、もしかしたら上流側を探せばあるかも知れませんね。ただそこまでメヒルギの胎生種子が潮に乗り上がって行く事が難しいので、少なくともオイラや周りの人からの情報では無いです。このメヒルギも川平湾と言っても川沿いにあります。
次は名蔵湾沿いにあるオヒルギ(アカバナヒルギ、ヒルギ科)です。オヒルギはマングローブ林の中でも後背地に生える種で、やはり塩分に弱いせいでしょう。石垣島全体に見る事が出来ますが、もしかしたら人が利用した事もあって広がったのもあるかも知れません。今回のオヒルギの胎生種子は短かく、良く見ると小さい穴が開いているの、もう既にガの幼虫が中をカジっていて成長が止まってしまったのかも知れないなぁ。長いのだと20㎝くらいまで成長して親離れします。
そしてヤエヤマヒルギ(ヒルギ科)。ヒルギの中で最も塩分に強いヒルギです。よく「マングローブとは汽水域で成長する植物の事」と説明しているガイドがいますが、全く違います。まずマングローブとは植物の事ではありません。そしてヤエヤマヒルギは完全に海水だけ、海のど真ん中のバラス島などでも育っているのが確認されています。
このヤエヤマヒルギの胎生種子はまだ成長途中(長いのだと30㎝位まで成長)ですが、この冬の季節にいっぺんに3種類のヒルギの胎生種子が見られるなんて、良いのか悪いのか。このシリーズ、次回もう一回やりたいと思いますのでお付き合いください。
#リフトアップ石垣島エコツアー
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