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オオウナギ、大量死!なぜ?

2022年02月08日 | 石垣島の問題

 先日知り合いからオオウナギ(ウナギ科)が大量に死んでいる、と言うのを聞き仲間で見に行きました。場所はダムのオーバーフロー用の水路です。

 全部で20匹ほどがこの状態で、死んでいるのとまだ息があるのとが混じっています。

 この個体はまだ生きていて、口やエラをパクパクしています。時期的にも見た目も背中が黒く浮腫んで婚姻色になっているので、頭は上流側を向いていますが海に向かう途中でこうなったんじゃないか?と言うのが予想です。ちなみにウナギは皮膚呼吸もしていますが、体が乾いたり長時間は無理なようです。

 こっちの個体はもう死んでいて尾っぽの方が凹んでいますね。カラスが集まって突いているのも見ました。撮影している時に通りかかった散歩の方に聞くと「数日前はもっといたが、だいぶ減った」との情報を頂きました。以前にも見たと言う農家さんもいて「いつ頃見ましたか?」と聞くと「去年の2月ごろ、水が少ない時」と教えてくれ、時期も水が少ないのも今と同条件です。石垣島の冬は雨の日が多いので水不足と言うとみんな首を傾げるんですが、ここ数年の石垣島(沖縄県)は台風が少ないか来ても空台風で雨が少ないのが現状です。現に石垣島の田畑に行くと節水の看板がアチコチに立っています。

 沖縄県の年間降水量は台風がもたらす部分がかなりあり、これは沖縄県に住むお年寄りや農家、チョッと水を気にしている方なら誰でも知っている事です。沖縄県は全て島なので各島に降った雨の量しかありません。異常気象とさらに無秩序な大型ホテルの建設ラッシュで水道水も地下水も大量に消費され、もしコロナ過でなく普通に観光客が来ていれば去年から確実に節水になっていたと言われています。まだ原因が特定した訳ではないので断定は出来ませんが、近年の影響がこうやって自然界にも「異変」として表れ、我々人間に警笛を鳴らしているのかもしれません。

最後に、この時の農家さんが「拾って食べたら?」と言っていましたが、ダムの施設に勝手に入ったらもの凄く怒られると思ったので(笑)、危険だしやめておきました。また、ウナギはみんな血液や粘液に毒があるので、調理のさいや触った時は気を付けて下さい!

#リフトアップ石垣島エコツアー #オオウナギ #水不足


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