以前から海外のマングローブ林の破壊については日本がかなり関わっていると時々書いて来ました。エビの養殖に関しては国を変えただけで、そこがダメになるとまた次の国へと言った具合です。そしてまた自然回復として日本の業者が入り込み儲けるんでしょう。マングローブ炭もマスコミでチョットだけ問題になった事がありましたが、コロナ過でアウトドアブームになり、需要は益々増えているようです。それに関連して100均なんかでもBBQ用に金網がバカ売れ。「お一人様2枚まで」なんて紙が貼られている店も珍しくありません。まさに使い捨て全盛です。
石垣島のマングローブ林も他人事ではなく、カヌー業者から大手の会社、行政まで、マングローブ林や海岸林、山林も含め、石垣島ブームが盛んになればなるほど金儲けしか考えてない輩に伐採されまくっています。
以前はインドネシア等でしたが、今はベトナム産が多いようです。検索すると既に色々な問題が起こっています。マングローブ林を構成する植物はCO2吸収量も多く酸素も多く出してくれるようで、以前お父さんが科学者で測定器を持って石垣島に来ていたお客様がいました。石垣市街地と山林、マングローブ林でその親子が計ったポイントではマングローブ林が一番酸素量が多かったそうです。
マングローブ植物もブルーカーボンに含まれ、CO2の吸収量(処理量)はグリーンカーボンよりブルーの方が圧倒的に多く、陸域の約1.5倍です。そして浅水域に限らずサンゴ等も含めた海を元気にするには、もちろん陸域をちゃんとしなければいけません。残念ながら石垣島ではやってる素振りは見せ始めましたが、実際には出来ていません。
ちなみに、グリーンカーボンがCO2吸収だけでなくサンゴや海全体を守ると言うシステム、これが理想的に成り立っていたのが「名蔵アンパルのマングローブ林」です。これを科学的に解明したのが九州大学の佐野先生や菅先生の研究チームです。詳しくはネット検索して頂くとして、「石垣島名蔵湾の海草藻場による赤土の捕集作用」と言う論文を拝読すると「名蔵湾中央部には琉球列島でも有数なサンゴの大群集が存在していることが明らかとなり、湾中央部では赤土の影響はほとんどないことが示された」と書いてあります。素晴らしい!
そして嬉しい事に、参考文献に我らが「名蔵アンパルガイドブック」が書かれている事です(>_<)!
あれ、今回の記事は問題提起なのか自慢なのかどっちだ?!(笑)
#マングローブ炭 #グリーンカーボン #ブルーカーボン #名蔵アンパル
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