先日3月26日は大潮で、沖縄では「浜下り」と言って女性が海水で身を清め厄払いをする日でした。浜下りも時代とともに変化していき、現在の浜下りと言えば「干潮時の海に出かけ潮干狩りをする」と言うのが定番です。大潮の時は海での自然観察には持って来いで、オイラも仲間と一緒に地質や干潮時の生き物観察に行って来ました。
普段海水中に没してる場所でも大潮の干潮時に来れば何時もは見られない色んな物が見られます。この日来た岩場ではご覧のように謎の穴が沢山開いています。
「何だこれは!?」
近場で見るとこんな感じ。穴と言っても丸い穴ではなく長方形の溝が所狭しと無数にありあります。中を覗いて見るとナガウニ(ナガウニ科)が入っていました。ナガウニは暖かい地方に多くいるウニですが、このウニが食事をする時、丈夫なエナメル質の歯を使って岩に生えた藻を岩ごとガリガリと削り取って食します。食事の為だけでなく波などで流されないようにワザと穴を掘り身を隠しているんではないか?と考えられています。
ただ、一からナガウニ君がガリガリと削って穴を開けているのか、もともと少し凹みがあるような場所を気に入って利用しているのか分かっていません。と言うのもこのような穴の中にはナガウニだけでなく、色んな生物が住みついているからです。はたして最初の一噛みはどんな生物なんでしょう?と言うより誰もが最初の一噛みなのかも知れませんね。
続く
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