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2021年 第18回 身近な水環境の全国一斉調査(石垣島は16回目)

2021年10月03日 | 石垣島の問題

身近な水環境の全国一斉調査、今年はコロナ過の為、全国一斉開始日には出来ず、一般参加者は今年も募集せずスタッフだけでやりました。スタッフの一人が高校教師なので教育委員会の指導の下、部活の大会前なら参加可能となり、それに合わせてこの日の調査となりました。なのでN高の学生たちがスタッフ以外唯一の参加者です。スタッフも参加者が少なく今年オイラの班?(中央コース)はオイラ一人でカブC70でバ~ッと回って来ました。それでも意外と時間がかかり、4ヶ所回るのに9時過ぎスタート、昼過ぎまでかかりました。

最初は街外れで毎回工場の処理水が流されている川からです。水は濁っているし水温は高いし匂いもします。以前参加者の小学生がこの事を学校の作文に書き、それが地元新聞に載った事があったんですが、水質調査を始めてから今まで全く改善されていません。

川まで下りる事が出来ない場所はバケツなどに紐を付け水を採取してテストします。今年は一人でカブで回ったのでバケツはデカいと思い、当日の朝ペットボトルと家に転がっていた鉄骨で作った物です。3ヶ所に水が入る窓を作り内側に落り曲げ、ペットボトルだけだと浮いてしまいなかなか水が入らないだろうから重りの鉄骨片を付けました。さらに折り曲げた所が水温計を挟んでくれ、ペットボトルの底に水温計が付かないので正確に計れます。画像を良く見ると水温計の赤い所が見えてますね。もちろん水を取る時は何もかも必ずそこの川の水で3回くらい濯いでから(共洗い)テストします。

チューブの中に試薬が入っていて、適量の水を入れ、水温によって時間を決めたら(画像右)色を比べて数値を出します。アバウトですが意外とこれがちゃんとした調査にも使われ、同時に子供でも簡単に出来るので良く使われます。

石垣島と西表島のみにいるコナカハグロトンボ(ミナミカワトンボ科)です。石垣島、西表島の水質の指標となる生き物で、このトンボがいるとそれなりにキレイな水質なんだなと言う目安になります。石垣島ではここ数年加速度的に開発が進み、沖縄県のRDBでは石垣島の個体群を「絶滅のおそれのある地域個体群」としています。

こちらはチョッとキモいですが、海と川を行き来するフネアマガイ(最近はフネアマガイ科?)の卵塊の痕です。丸い一粒に100個くらい入ってるとか。川で生まれたフネアマガイの赤ちゃん(プランクトン)達は海に流されて行って、成長と共に川を遡り、故郷山中の沢に戻って来て結婚し、また新たな命・子孫を残して行くのです。当然海と沢の途中に障害があると戻って来れないので、この貝がいると比較的健全な川環境だな、と分かる一番初期レベルの指標になります。だって貝はコンクリートの堰くらいなら登って来れるから(笑)。

最後はイワサキゼミが鳴く沢の動画でお楽しみく下さい。植相が亜熱帯だな~て感じさせます。

OGPイメージ

亜熱帯・石垣島の沢シリーズ

石垣島は山があるので美しい沢が沢山あります。海と川がちゃんと繋がっていれば、山中の沢で生まれた子供達が海に旅立ち、少しづつ成長しながら再び山...

youtube#video

 

#リフトアップ石垣島エコツアー #亜熱帯・石垣島の沢

 


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