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カクレミノの効能と伝説

2016年10月26日 | 何でも

今回はカクレミノ(ウコギ科)にスポットを当てて見ました。内地でも生えているので珍しくはありませんね。潮風が当たるような森にあります。 いやいや、山の中にもあるよって思うかも知れないけど、そういう時はたいてい潮風が届く距離だったり昔は海が側まで来てた事が多いです。

花が両性のと雄花だけのがあります。違いは分かり辛いけど並べれば何となくわかるかな? 画像のは両性花だと思います。 冬になると黒く熟した実がなりますが、食べられると言う話は聞きません。それどころか漆と近い成分を含むので弱い人はかぶれます。黄色の漆として利用されてる位だから結構強いんですね。 薬としても色んな効能があり、肝機能の働きを良くしたり、骨の発育を助ける、抗酸化作用、免疫アップ、高血圧にコレステロールや中性脂肪など色々です。 簡単な摂取の仕方はカクレミノ茶と言うのがあるらしく、これだと簡単ですね。 でもよ~く調べてからにして下さいね。毎度の事ですが責任は一切取りません!自己責任で。

ところでカクレミノの由来ですが、若い木は↑のように葉が三つ(蓑の形)とかそれ以上に裂けているから、と言う説が有力です。ではなぜ若い頃だけこんな形をしているんでしょうか? あくまでも人間が推測しているだけですが、若い頃は成長するのに沢山栄養(日光)が必要なので、「下の葉まで日が届くように隙間を開けているんだ」、と言う説です。 また、何故か神社に多いのは日本書紀や古事記に出て来て「神事において酒器に用いた」とされる葉がカクレミノの事を言っている、と言う説と関係があるんだと思います。 本当はカクレミノの名の由来も若葉の形からではなく「天狗の隠蓑」の材料として使われていたんじゃないでしょうか? そして現代、その作り方が分かる人がいなくなってしまい、天狗さんも昔以上に人の世に姿を見せなくなり、名前だけが残ったのかも知れません。 

信じるか信じないかはあなた次第です。


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