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ヤエヤマヤマタニシ

2022年04月17日 | 生き物

ヤエヤマヤマタニシ(ヤマタニシ科、絶滅危惧種)の残念ながら死骸です。車か何かに踏まれ殻が割れているのが分かります。最初見つけた時はアリがたかっていたので空っぽではないようです。陸生のタニシと名が付くものだと石垣島の場合、アオミオカタニシが最初に出て来ると思いますが、実は数種います。オカタニシとヤマタニシは名前が「丘と山」の違いはありますが、同じヤマタニシ科で、原始紐舌目。ちなみに田んぼとかにいるタニシはタニシ科で別、カタツムリとかマイマイと呼ばれるグループ(柄眼目)も違います。

↑画像から殻口に縁(リップ)があるので成体だったんでしょう。

↓そしてヤマタニシの特徴である、蓋が残っていました。蓋がある方が外敵から守られるような気がしますね。では蓋を持たないカタツムリはどうやって敵から中身を守るか? そう、石とか葉にくっ付いてですよね。じゃぁ、くっ付いているのが石だったら、そっちの方が強力じゃないですか? でもあれ、どうやってくっ付いてるんだろ? 良く見ている人は知ってますよね、薄い膜でくっ付いています。あれ「エピフラム」って言って、ちゃんと呼吸出来るように細かい穴まで開いてて、濡れるとトロけて、「これは凄い!」って事で色々研究されているそうです。ただ、僅かな粘液の中にも「レプトスピラ」という病原菌が入っている事があるので、触った時は必ず手を洗うように心がけましょう!

オイラはガイド中にアオミオカタニシを見つけると、カタツムリとどこが違うでしょう?ってクイズを出したりします。もちろん手に取ると殻に隠れてしまうので、答えは言いませんが違いが分かるような角度で撮影して貰って、でんでん(カタツムリ)の画像と比べて貰います。興味がある方は、ネットで画像を見比べて見て下さい。外見から分かる違いはあと二つあります。柄が違うとかそう言うのはナシですよ(笑)。

そしてさらに興味が湧いた方は、構造とか色々調べて見て下さい。一見同じような見た目と違い「あぁ、全然違う生き物なんだ!」って、ビックリ納得出来る筈です。オイラが知っているだけで6個くらい違いが出て来ると思いますよ (^^)/。

#ヤエヤマヤマタニシ #アオミオカタニシ #リフトアップ石垣島エコツアー 


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