今回のツアーの目玉の一つが、かねてから撮りたかったキノボリエビ(モエビ科)です。 最初この名前を聞いた時は「キノボリエビって名の通り木に登るの?高い所まで登って行くの?」と、かなり想像をめぐらせました。とにかく情報が欲しいとネットで検索しまくり、回りの海関係に詳しい人にも聞きまくったんですが、なかなか有力な情報は得られず。結局言い出しっぺのリピータのお客様・Yさんからの情報を元に、何とか見つける事が出来ました! 大きさは3~4センチで保護色。眼が光るのが格好良いんです! どうもこのエビ、木に登ると言うより「夜になると木や岩に上がって来て、そこに生えてる藻などを食べる」と言うのが正解なようです。
「キノボリ」だから木があるような場所にしかいないのかと思ったら、普通の岩場や石灰岩のあるような場所にもいます。ただ一番重要なのが完全な海水の場所ではなくて、石灰岩の岩場でもコンクリートの割れ目でも良いから地下水(淡水)が染み出すような(混じるような)場所でないとダメなようです。純粋な海水だけの場所だと塩分濃度が高過ぎてダメなのかも知れません。まだまだ分からない事がだらけですが、今後の課題として勉強していきたいと思います。
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