石垣島のマングローブ植物の中でマヤプシキ(標準和名ハマザクロ、ハマザクロ科、絶滅危惧種)というのがあります。八重山が北限の植物で、オイラが最後に確認した記憶では石垣島には多分4本あります。1本はこの画像のですが、残りの3本は何年も確認していなくて、仲間内でも「見に行かないといけないね」と話しています。そういう意味では石垣島のマヤプシキはIランク、「絶滅の危機に瀕している種」です。
見た目はサガリバナやフトモモみたいな花ですね。マヤプシキもフトモモ目だからに似てるのかな。下のはこれから咲きます状態。この時11月後半くらいでしたが、まだまだ蕾があるかと思えば実も見られました。インドネシアでは花の小ピークが3月くらいにもあるそうですが、石垣島のはどうだったかな?
実の形がマヤー(ネコ)のプシキ(ヘソ、尻尾、ヒルギ等)に見える?からマヤプシキと言われています(諸説あり)。子猫のお腹って見るとこんな感じですよね。だからオイラはヘソ派です(笑)。
この中に約300個くらいの種子が入っていて落ちて割けて散らばる、といった感じです。この場所では毎年のように健全にそれが繰り返されているのに、ぜんぜん新たな実生が見られません。オイラ自身ももっと条件が良さそうな所に置いて来た事がありますが、まったく育ってません。ニッパヤシの漂着種子も何個も条件が良さそうな所に置いたり植えたりしましたが、石垣島の自然界ではぜんぜん育ちません。ですが知り合いのガーデンではニッパヤシが育っているそうです。何で?!