中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

被災地は震災前の水準を大きく割り込んでいる!

2016年03月09日 05時11分26秒 | 平成27年版観光白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成27年版観光白書の23㌻「観光客中心の宿泊施設の日本人延べ宿泊者数」を見ましたが、今日は24㌻「観光客中心の宿泊施設の訪日外国人延べ宿泊者数」を見ます。

下図から観光客中心の宿泊施設の訪日外国人延べ宿泊者数を見ると、全国では、2011年(平成23年)には60.5まで大きく低下したが、2012年(平成24年)以降は急激に伸びており、2014年(平成26年)には173.2となり、震災前の2010年(平成22年)の水準を大きく上回っていることが分かります。

これに対し、東北計、三県計は、2011年(平成23年)にそれぞれ32.0、26.4にまで大きく低下したが、2014年(平成26年)にはそれぞれ55.8、55.2で、震災前の2010年(平成22年)の水準を大きく割り込んでいるものの、2012年(平成24年)以降は回復基調にあることが分かります。

県別にみると、福島県は、2011年(平成23年)に11.3まで大きく低下し、それ以降上昇している。

秋田県は、2012年(平成24年)まで低下し続け21.3となったが、それ以降は上昇している。

宮城県は、2011年(平成23年)に33.0まで低下し、2012年(平成24年)に46.6まで上昇したが、その後は40台で推移している。

山形県は、2012年(平成24年)まで低下し続け30.1となった。それ以降は上昇し2014年(平成26年)に70.3まで回復した。

岩手県は、2011年(平成23年)に32.5に低下したが、2012年(平成24年)以降は上昇し2014年(平成26年)には77.2となった。

青森県は、2011年(平成23年)に41.3まで低下したが、2013年(平成25年)までは急回復し106.1となったものの、2014年(平成26年)には89.9となり、2010年(平成22年)の水準を下回った。

以上から、訪日外国人観光客の宿泊については、福島県、秋田県、宮城県等において厳しい状況が続いているが、東北全体では回復基調にある、とあります。

沿岸部では岩手県が頑張っていますが福島県は宮城県は苦戦しています。また、昨日と同様、外国人においても秋田県の集客力が弱いことが分かりますね!

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