中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

買い物は中国、宿泊はオーストラリア、飲食はベトナム人が多い!!

2016年03月22日 05時05分51秒 | 平成27年版観光白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成27年版観光白書の45ページ「国・地域別の消費状況」を見ましたが、今日は47ページ「買物代、宿泊料金、飲食費等の費目別消費額」を見ます。

下図から訪日外国人一人あたりの費目別消費額を比較すると、買物代では、中国が127,443円で、他の国・地域と比べ相当程度多額の消費を行っていることが分かります。

2位はベトナムで88,814円、3位はロシアで63,056円、4位以降には、タイ、香港、マレーシア、台湾、シンガポールが続いており、アジアの国・地域が上位を占めていることが分かります。

宿泊料金では、オーストラリアが 93,484 円で 1 位、英国が 81,094 円で 2 位、フランスが77,827円で3位、4位以降には、米国、カナダ、ロシア、ドイツが上位を占め、買物代とは対照的にアジア以外の国・地域が上位を占めていることが分かります。

飲食費では、ベトナムが 54,361 円で 1 位、オーストラリアが 52,308 円で 2 位、インドが47,536円で3位となっています。

交通費では、オーストラリアが33,755円で1位、フランスが33,052円で2位、英国が28,562円で3位となっています。

娯楽サービス費では、ロシアが8,884円で1位、オーストラリアが7,614円で2位、ベトナムが5,596円で3位となっていますが、他の費目よりは少なくすべての国・地域で1万円を下回っています。

なお、ベトナムが買物代、飲食費等で上位を占めている要因として白書は、企業の研修等の長期滞在(21日以上1年未満)の割合が34.7%と高いこと 10が影響していると考えられる、とあります。

買い物は中国、宿泊はオーストラリア、飲食はベトナムとは興味深いデータですね!

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