だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

フリードキンのBUG

2008-06-04 21:21:45 | 映画
「エクソシスト」(73)を代表作とする、映画監督ウィリアム・フリードキン。1935年8月29日シカゴ生まれ。「真夜中のパーティー」(70)「フレンチ・コネクション」(71)「恐怖の報酬」(77)「クルージング」(79)「L.A.大捜査線/狼たちの街」(85)「ランページ/裁かれた狂気」(88)

「ガーディアン/森は泣いている」(90)「ジェイド」(95未)「英雄の条件」(00)「ハンテッド」(03)…といずれの映画もダークで狂気に満ちた映像とストーリーが、独自の世界を表現しています。脚本も書くこともあります。

そのフリードキン監督の最新作がやって来ます!「BUG バク」(07)。そう、虫なんですね。虫は苦手…。予告編を見てゾワゾワしてしまいました。こ、怖い。“悪魔パズズ”の方が、怖くないぞ。

原作は、オフ・ブロードウェイの戯曲“BUG”。なんと、舞台作品なんですね。作家は、原作戯曲と映画脚本を書いたトレイシー・レッツ。フリードキン監督が自ら惚れ込んで、映画化しました。うむ、それは興味津々です。

アメリカ郊外のオクラホマ州。息子を失い、心に傷を負ったアグネス(アシュレイ・ジャッド)。元夫のジェリー(ハリー・コニック・Jr)からは、暴力を振るわれ、今は1人でモーテル暮らしをしていました。

アグネスはウエイトレスとして働く仲間のR.C(リン・コリンズ)から、ピーター(マイケル・シャノン)という男性を紹介されます。自分と同じくつらい過去を持つピーターと出会い、次第に心を通わせて行くのでした。ある日2人は、部屋の中で虫の鳴き声を聞くのですが…。

その翌朝、元夫のジェリーが仮釈放で出所。突然、アグネスの部屋に現われ『もう一度、やり直そう』と言い寄ります。暴力をふるうジェリーを何とか追い返した後、アグネスとピーターは急接近。しかし、2人の不安はここから始まるのでした…。

BUGとは、“虫”のこと。そしてもう一つ、“コンピューターのプログラム上の誤り、欠陥”のこと。果たして、2人のBUGとは?現実?それとも妄想?狂気の世界に待つものは…?うう、モゾモゾする~。戯曲の映画化、フリードキン。うむ、見たい。
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