だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

純真無垢な子供たちの狂気

2024-12-12 15:38:04 | 映画
ギリシャのアテネ出身のヨルゴス・ランティモスを始めて知ったのは、コリン・ファレルとレイチェル・ワイズ主演「ロブスター」(15)でした。

メキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥやアルフォンソ・キュアロン、スペインのアレハンドロ・アメナーバルとジャウム・コレット=セラなど…

アメリカの監督とちょっと違う名前の映画人たち。そんな1人、ランティモス監督に一目惚れで、以降「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」(17)、

「女王陛下のお気に入り」(18)、「哀れなるものたち」(23)、「憐れみの3章」(24)と公開作は必ず見に行きます。作品は少ないのですが…

日本で監督初公開作品のギリシャ映画「籠の中の乙女」(09)は未見でした。知らなかったとは言え、ホント残念。でも4Kレストア版で、リバイバル公開されます。

ちなみに長編3作目だそうで、第62回カンヌ国際映画祭“ある視点部門グランプリ受賞、第83回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートされました。

ギリシャ郊外に暮らすある裕福な一家。両親は息子と2人の娘たちを、外の世界から守るためと生まれてから一度も外出させず育ててきました。

厳格で奇妙なルールのもと、何も知らずに成長していく子供たち。ある日、父(クリストス・ステルギオグル)は年頃の息子(クリストス・パサリス)のため…

クリスティーヌ(アンナ・カレジドゥ)という女性を連れて来ます。外の人間に初めて触れたことで、一家の歯車は少しずつ狂い始めます。

果たして?俳優たちはまったく知りませんが、ランティモス監督が描く、家族の調和と崩壊。お気に入りの「聖なる鹿殺し」に通じます。ぜひ。
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