だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

3枚の広告看板が語るもの

2017-12-16 21:22:34 | 映画
映画好きには、なぜか気になる存在の彼。彼の名前は、ピーター・ディンクレイジ。1969年6月11日、ニュージャージー州出身。

軟骨発育不全による小人症のため、身長132cmの名俳優。8シーズンで完結が決まったTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」(11~ )や…

ブライアン・シンガー監督「X-MEN:フューチャー&パスト」(14)、クリス・コロンバス監督「ピクセル」(15)などに出演。

最新作はマーティン・マクドナー脚本、監督「スリー・ビルボード」(17)。もう、アカデミー賞最有力候補なんです。

ミズーリ州の田舎町エビング。寂れた道路にある巨大な3枚の広告看板(ビルボード)に『死の恐怖の中でレイプされたというのに』、

『未だに犯人が捕まらない』、『どういうことだ、ウィロビー保安官?』と警察への批判メッセージが。設置したのは、7か月前に…

娘を殺されたミルドレッド・ヘイズ(フランシス・マクドーマンド)。看板を見つけたジェイソン・ディクソン巡査(サム・ロックウェル)は…

警察署長のビル・ウィロビー保安官(ウディ・ハレルソン)に報告。小さな町は、ニュース番組の取材や不穏な事件が起こるなど大騒ぎ。

果たして、思わぬ方向へ動き始める事態とは?ジョン・ホークス、アビー・コーニッシュ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ共演。

ピーター・ディンクレイジもですが、警察官役で出演のジェリコ・イヴァネクも、ずっと気になる俳優。← いつかまた。見ましょ!
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5万ケースのウイスキーの行方は?

2017-12-15 21:57:45 | 映画
スコットランドは、普段イギリスと呼んでいる島の1部。グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)を構成するのは…

イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国。独立国家ではありません。スコットランドと言えば…

ショーン・コネリーとスコッチウイスキーが有名。ケン・ローチ監督「天使の分け前」(12)を見ました?裁判所から社会奉仕活動を…

命じられた青年が、ウイスキー愛好家の指導員男性によって、テイスティングの才能があることに気付くというお話。

タイトルは、ウイスキーなど製造工程で水分やアルコール分が蒸発し、製造量が目減りすることを言います。スコットランドから…

再びウイスキーに関わる映画が公開されます。しかも実話。ケイト・ウィンスレット主演「グッバイ・モロッコ」(98)の…

ギリーズ・マッキノン監督最新作「ウイスキーと2人の花嫁」(16)です。第2次世界大戦中のスコットランド、トディー島。

戦況悪化のためウイスキーの配給が止まり、落ち込む島民たち。郵便局長ジョセフ(グレゴール・フィッシャー)の長女ペギー…

(ナオミ・バトリック)と次女カトリーナ(エリー・ケンドリック)は、恋人と結婚を望むのですが、ウイスキーなしで結婚式はできないと…

周りから猛反発。そんな時、NY行きの貨物船が島の近くで座礁。5万ケースの禁制品を秘かに救出したその後は?面白そう~!
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重力を操る少年

2017-12-13 21:03:49 | 映画
今、1番見たい映画が第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたSFです。なにしろノルウェー国際映画祭、

オーステンデ映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭などなど、たくさんの映画祭で各賞を受賞した、注目作なのです。

それが、コーネル・ムンドルッツォ監督「ジュピターズ・ムーン」(17)です。まず、予告編を見て頂きたい。クラクラします。

実はハンガリー出身の監督作は、2015年に公開差された「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」(14)があり、見ています。

この作品は、雑種犬に重税がかかるある国を舞台に、飼い犬だった雑種犬と人間の闘争を描いたドラマ。第67回カンヌ国際映画祭の…

「ある視点」部門グランプリ&パルムドッグをW受賞しました。それだけに最新作も大期待!医療ミスによる訴訟で、病院を追われ…

ハンガリー国境近くの難民キャンプで働く医師シュテルン(メラーブ・ニニッゼ)。難民を違法に逃がし、その金を賠償金に当てようと…

目論んでいました。ある日、被弾し重傷を負ったシリア難民アリアン・ダシュニ(ゾンボル・ヤェーゲル)が、キャンプに運び込まれます。

なんと彼は、重力を操り浮遊する能力を持ち、傷を治癒することが出来るのでした。シュテルンは、金儲けに使えると彼をキャンプから…

連れ出すことに成功するのですが、果たして2人は?監督曰く、『信頼』を描く3部作の2作目とか。これは見なくてなりません。
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ロシア版、X-MEN

2017-12-11 21:23:54 | 映画
ロシア映画というと、ついつい難しい文学作品の映画化と思いがち。古くは、セルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督…

「戦艦ポチョムキン」(25)や「イワン雷帝」(44)。アレクサンドル・ソクーロフ監督「エルミタージュ幻想」(02)、

「ファウスト」(11)など。ニキータ・ミハルコフ監督「太陽に灼かれて」(94)や「シベリアの理髪師」(99)など…

ドラマチックな作品も。SF映画なら、アンドレイ・タルコフスキー監督「惑星ソラリス」(72)が有名。SFアクション物もお忘れなく。

ティムール・ベクマンベトフ監督「ナイト・ウォッチ」(04)や、製作総指揮した「ダーケストアワー 消滅」(11)、

フョードル・ボンダルチュク監督「アトラクション 制圧」(17)などもあります。最新作は、サリク・アンドレアシアン監督…

ガーディアンズ」(17)です。冷戦下のソ連。違法な遺伝子操作によって、特殊能力を持つ兵士を生み出し、超人部隊を編成する…

パトリオット計画が進行。しかし、科学者クラトフが研究所を爆破し、超人たちも行方不明に。50年後、自らも超人となったクラトフは…

ロシアを崩壊させようしていました。そこへ姿をくらました4人の超人たちが現れ、<ガーディアンズ>を結成。アルスス(アントン・パンプシニ)、

レア(セバスチャン・シサク)、ハン(サンザール・マディエフ)、クセニア(アリーナ・ラニナ)の4人は?カッコイイ!んです。
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短髪エル・ファニングの熱演

2017-12-10 21:10:59 | 映画
昨年、2016年1月22日から公開予定だった、ゲイビー・デラル脚本、監督「アバウト・レイ 16歳の決断」(15)。

アメリカでの公開無期延期が決定し、日本でも公開中止となっていました。ところが、ようやく来春公開が決まりました。本国では…

今年5月5日に公開。ややこしい。事前の公開で、評価が今イチだとよく起こります。また、内容が問題視されることも、しばしば。

本作は、LGBT映画。レズビアン/ゲイ/バイセクシュアル/トランスジェンダーの略。シングルマザーのマギー(ナオミ・ワッツ)…

破天荒な祖母ドリー(スーザン・サランドン)に、男の子として生きるとカミングアウトする、16歳の女の子レイ(エル・ファニング)。

思わぬカミングアウトと、医師から渡されたホルモン治療の資料などに、マギーは困惑するばかり。レズビアンであることを公言し…

パートナーのフラニー(リンダ・エモンド)と充実した日々を送るドリーは、レイを応援。ある日、ホルモン治療の同意書にサインを…

もらうため、元夫クレイグ(テイト・ドノヴァン)を訪ねるマギー。性転換手術の同意書にサインなんて、戸惑うクレイグ。

自分の生き方を手にしようとするレイ。果たして?キンバリー・ピアース監督「ボーイズ・ドント・クライ」(99)や、グザヴィエ・ドラン監督…

「わたしはロランス」(12)、トム・フーパー監督「リリーのすべて」(15)。LGBT映画にまた1本。3人の女優に注目です。
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空海、白楽天、楊貴妃…

2017-12-09 21:16:59 | 映画
1952年8月12日中国、北京出身の映画監督チェン・カイコー(陳凱歌)。チャン・イーモウ監督らと共に、『第五世代』と…

呼ばれる中国を代表する映画人。「黄色い大地」(84)、「子供たちの王様」(87)、「さらば、わが愛/覇王別姫」(93)、

「花の影」(96)、「始皇帝暗殺」(98)、「北京ヴァイオリン」(02)、「PROMISE プロミス」(05)、

「花の生涯 梅蘭芳」(08)、「運命の子」(10)など、ずっと見ています。特に「さらば、わが愛」は、カンヌ国際映画祭で…

パルムドールを受賞したヒット作。この後、チェン・カイコー監督作品は豪華、華麗という言葉が相応しい大作が続きました。

8年ぶりの最新作が公開されます。本当にお久しぶり。日本の夢枕獏著『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』が、原作の歴史ドラマ。

空海 KUーKAI」(18)です。8世紀、中国、唐の時代。空海(染谷将太)は、遣唐使として日本から唐へ向かいます。

そして、ひょんなことから詩人の白楽天(ホアン・シュアン)と出会うのです。交流を深めていく中、世界最大の都、長安の街では…

権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に見舞われます。空海は、白楽天と共に一連の事件の真相を探るのでした。

とにかく、絢爛豪華な映像に驚かされます。共演は阿部寛、チャン・ロンロン。歴史に隠された哀しき運命とは?ぜひ、見ましょ。
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ラスト12分、120フレーム/秒の映像

2017-12-08 21:33:44 | DVD
今年2月11日公開予定だった「ビリー・リンの永遠の一日」(16)は、突然公開延期になっていました。理由は未発表。

本作は、「グリーン・デスティニー」(00)でアカデミー賞監督賞ノミネート、「ブロークバック・マウンテン」(05)と…

「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」(12)で監督賞を受賞した、台湾出身のアン・リー監督の最新作でした。

なので、すごく楽しみにしていたのを覚えています。未公開は残念。しかし、ようやくDVD、Blu-ray発売となりました。

そこでちょっとご紹介。原作は、ベン・ファウンテンの同名小説。2004年、19歳のビリー・リン(ジョー・アルウィン)は…

イラク戦争に身を投じ、危険を顧みず味方を助けるための行った行為が、偶然メディアに取り上げられ、国の英雄になります。

彼とチームは一時帰国し、全米凱旋ツアーに駆り出されます。故郷の歓迎ぶりに自らの再出兵をためらう気持ちが生まれるビリー。

同時にその歓迎への疑念も生じるのでした。そして、いよいよ戦地へ戻る前日、彼は感謝祭に開かれるアメリカンフットボールの…

ハーフタイムイベントに、ゲストとして出場。大歓声の中、彼は一瞬ような永遠のような時を経験します。果たして、それは?

クリステン・スチュワート、クリス・タッカー、ギャレット・ヘドランド、ヴィン・ディーゼル、スティーヴ・マーティン共演。
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地球壊滅災害の黒幕は?

2017-12-05 21:41:08 | 映画
デザスタームービー大好きです。あくまでもフィクションの世界で。かつてはパニック映画と呼ばれていましたが、人々が大災害を前に…

パニックになるからでしょう。ミミ・レダー監督、イライジャ・ウッド主演「ディープ・インパクト」(98)は、彗星が地球に衝突。

マイケル・ベイ監督、ブルース・ウィリス主演「アルマゲドン」(98)も、小惑星が地球に衝突する話。結末は異なりますが。

ローランド・エメリッヒ監督、デニス・クエイド主演「デイ・アフター・トゥモロー」(04)は、地球温暖化による異常気象が原因。

エメリッヒ監督は、ジョン・キューザック主演で「2012」(09)も監督していて、こちらはマヤ文明の終末説を描いていました。

2012年12月21日は、無事に過ぎましたけど。最新デザスタームービーは、ディーン・デヴリン監督「ジオストーム」(17)。

2019年、未曾有の自然災害に襲われた世界は団結し、天候を制御できる気象コントロール衛星を開発。ところが運用開始から2年。

システムがウイルス感染して暴走を始めます。各地で起こる異常気象を止めるには?科学者ジェイク・ローソン役は、ジェラルド・バトラー。

ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、アレクサンドラ・マリア・ララ、エド・ハリス、アンディ・ガルシア、リチャード・シフ共演。楽しみ。
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パディントン、逮捕される!

2017-12-04 21:23:21 | 映画
昨年1月公開の「パディントン」(14)の続編が、公開されます。同じポール・キング監督「パディントン2」(17)です。

原作は、今年2017年6月27日死去したイギリスの小説家マイケル・ボンドの児童文学『くまのパディントン』。

そんなことよ~くご存知ですよね。マイケル・ボンドは、1926年1月13日生まれで、第2次世界大戦では空軍、陸軍に従軍。

BBCのカメラマンとして働きながら多くの短編を書き、1958年『くまのパディントン』を発表。前作では、パディントン駅で…

不思議なクマに出会ったブラウン一家の騒動を描いていました。騒動の元は、パディントンを剥製にしようとするロンドン自然史博物館の…

剥製師ミリセント・クライド(ニコール・キッドマン)でした。さて、続編は?ウィンザーガーデンで、ブラウン一家と幸せに…

暮らすパディントン(声:ベン・ウィショー)は、もうすぐ100歳になるルーシーおばさん(イメルダ・スタウントン)の…

誕生日プレゼントに、サミュエル・グルーバーさん(ジム・ブロードベント)の骨董品店で、世界で1冊の飛び出す絵本を見つけます。

絵本代を稼ごうとアルバイトを始めるのですが、失敗ばかり。そんな中、絵本が盗まれ一家と共に絵本の行方を追うパディントン。

果たして?ヒュー・ボネヴィル、サリー・ホーキンス、ジュリー・ウォルターズ、ブレンダン・グリーソン。おっと、ヒュー・グラント登場!
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ブリューゲル一族、150年の作品たち

2017-12-03 21:37:38 | 展覧会
ピーテル・ブリューゲルは、16世紀のフランドルを代表する画家。1525~30年頃のブラバント公国(現在のオランダ)出身。

フランドルは、現在のベルギー辺り。1569年9月9日ブリュッセルで亡くなりますが、ざっと40歳代前半というから若いですね。

ブリューゲル家は、多くの画家を輩出した一族でそれは150年も続くのです。ピーテル・ブリューゲル1世は、<農民の画家>と呼ばれ…

長男のピーテル・ブリューゲル(子)は、父の作品の忠実な模倣作を描きました。次男のヤン・ブリューゲル1世は、静物画を描き…

<花のブリューゲル>と呼ばれました。その息子ヤン・ブリューゲル2世も、その息子アブラハム・ブリューゲルも画家。

そんなブリューゲル一族の展覧会が、上野の東京都美術館で開催されます。「画家一族150年の系譜 ブルューゲル展」です。

ピーテル・ブリューゲル1世作(下絵)『最後の審判』(1558年)と『キリストンの復活』(1563年頃)、ピーテル・ブリューゲル2世…

『鳥罠』(1601年)と『野外での婚礼の踊り』(1610年頃)、『臭覚の寓意/聴覚の寓意』(1645~50年頃)、

ヤン・ブリューゲル1世作『アーチ状の橋のある海沿いの町』(1590~95年)、ヤン・ブリューゲル2世作『地上の楽園』(1620~25年頃)

2人の共作『机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇』(1615~20年頃)など、見応えのある作品がいっぱい。お見逃しなく。
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