報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

“ユタと愉快な仲間たち” 「深夜特急」

2014-05-07 19:32:35 | ユタと愉快な仲間たちシリーズ
[5月3日 22:20.ホテルニューオータニ→JR東京駅 稲生ユウタ、威吹邪甲、威波莞爾、イリーナ・レヴィア・ブリジッド]

 ユタ達は夕食後もすぐには帰らず、ホテル内に滞在していた。
 忙しい両親が今回の夕食会に参加したメンバー全員(息子も含む)、1人ずつ話を聞いたというのもあるし、
「イリーナさん、取りあえず帰って、明日に備えようかと思うんですけど……」
「ちょっと待っててね」
 イリーナがリラクゼーションルームを利用していたというのもあった。

「夜も遅いので、今日はタクシーで帰りなさい。父さんも母さんも、これから成田空港へ行くからね」
「やっぱり……」
 ユタの予想、大当たり。
「それでは威吹君、よろしく頼むよ?」
「任せてください」
「カンジ君はどんなこと聞かれた?」
 ユタ達はロビーに座って、イリーナ待ち。
「オレが稲生さんの家にお世話になる経緯を、オレの口から詳しくということでした」
「ちゃんと説明できたかい?」
「ええ。一応は」
 相変わらずポーカーフェイスを崩さないカンジ。
「お待たせー」
 そこへイリーナが笑顔で戻って来た。
「遅いぞ」
 威吹があからかさまに、銀色の眉毛を潜めた。
「まあまあ。今から銀座線に乗れば、上野発の宇都宮線最終に……あれ?」
「稲生さん、もしかして、ここからタクシーでそのまま家に帰れという意味では?」
 カンジがそう言った。
 ユタが父親からもらった現金は、20000円ほど入っていた。
「ええーっ!?まだ電車あるのに……」

「じゃ、僕達はお先に……」
「ああ。気をつけて行けよ」
 後から向かう両親と別れ、ユタ達は先にホテルのタクシー乗り場からタクシーに乗り込んだ。
「カンジ。お前は前に乗れ」
「はい」
 カンジは助手席に座り、あとの3人は後ろに座った。
 カンジは、
「埼玉の……」
 と、行き先を言おうとしたが、
「東京駅までお願いします」
 ユタが打ち消すように言った。
「はい、ありがとうございます」
「稲生さん?」
 カンジが目を丸くした。
「いや、もったいないからさ。まだ、電車が走ってるのに……」
「ふふ……さすがね、ユウタ君」
 イリーナはクスクスと笑った。
「でも、東京駅からどうするの?」
「それは……」

[同日22:40.JR東京駅 ユタ、威吹、カンジ、イリーナ]

 東京駅でタクシーを降りる4人。
「父さんはタクシーで帰れとは言ったけど、タクシーだけで帰れとは言ってない。これで条件クリアだ」
「果たして、そうかな?」
 ユタの言葉に、威吹はニヤッと笑った。
「何だい?」
「家の前には、防犯カメラとやらが付いているだろう?」
「あるけど?」
「カンジが前に言ってたんだが、あのカメラとやらは、ユタの御尊父や御母堂がいつでも見られるようになっているらしいね?」
「そうだよ。父さんや母さんが、ネット回線を使って自分のスマホやタブレット、はたまたはPCでいつでも見れるようになってる。それがどうしたの?」
「ちゃんとユタが言い付け通り、タクシーで帰って来たかを確認するかもしれない」
「えっ?まさか、そんなことは……」
「いや、あるかもしれないよ」
「ええー……?だけど、適当に大宮駅からタクシーに乗ったんじゃ、会社が違うからバレるよー……」
 すると、料金の支払いで最後に降りたカンジが言った。
「それなら心配無いですよ」
「えっ?」
「ちょうど今、オレ達が乗って来たタクシー会社、さいたま市でも営業している所です。幸い黒塗りタクシーでしたから、大宮駅で同じ会社のタクシーに乗れば、何とか誤魔化せますよ。まさか、いちいちナンバーまで見ますかね?」
 ※JR大宮駅東西から発着しているタクシーの9割以上は黒塗り塗装。
「それは……そうだな」
「まあ、いざなったら、私がカメラに細工しておくから」
 イリーナはニコッと笑った。
「お前は余計なことするな。余計話がややこしくなる」
「まあまあ。せっかくだから、新幹線の最終列車に乗ってみようよ。いい機会だ」
 ユタが威吹を宥めすかせるように言った。
「カンジ。キップ買ってきてくれ」
「はい」
 カンジは威吹に言われ、ユタからお金を預かって自動券売機へ向かった。
(僕が買いに行きたかったけど、目を離してケンカされても困るしな……)
 と、ユタ。
 それにしても、と思う。
(僕の取り合いで、仲があんまりよろしくないのは前からだ。だけど、急に威吹の態度がもっと悪くなったような……?)
 威吹は明らかにイリーナに対し、ピリピリしている。
 それに対し、イリーナは余裕の表情。そこは齢1000歳の魔道師なだけある。
 カンジは本来なら威吹の側について一緒にイリーナを警戒しなくてはならない立場だが、何故か距離を置こうとしている……つまり、関わり合いになろうとしない。
 一体これはどういうことだろう?

[同日22:45.JR東京駅20番線 ユタ、威吹、カンジ、イリーナ]

〔20番線に停車中の列車は、23時ちょうど発、“Maxたにがわ”475号、高崎行きです。……〕

 2階建て車両8両編成を2台繋いだ16両編成は、正に圧巻である。
 明らかにユタの趣味であった。

〔「……全部の車両が終点、高崎まで参ります。本日の新幹線最終列車です。お乗り遅れの無いよう、ご注意ください」〕

 平日は通勤用列車だが、休日は行楽客が中心となるだろう。
 後ろの車両の2階席に乗り込んだ。
 リクライニングできず、中央席に肘掛も無いことで行楽客から(通勤客からも?)不評の部分だが、向い合せにして6人席を4人で使うと意外と広い。
「まだ少し時間があるな……。イリーナさん、カンジ君。ちょっとここで待っててもらえますか?威吹、ちょっと……」
「なに?」
 ユタは威吹を呼び出して、列車の外に連れ出した。
「最近、イリーナさん達への態度が悪くなってない?そりゃ、僕に関することだっていう事情は知ってるつもりだけどさ……」
 すると威吹は、
「不快にさせてしまったらゴメン。確かにユタの言う通り、ボクはあいつらには警戒してるんだ」
 と、素直に答えた。
「それはどうして?」
「あいつら……特に、師匠のイリーナは、キミを魔道師にしたがっている」
「それは前からだろう?それになるかならないかは、僕の意思を尊重するって言ってる」
「恐らくそれは、キミを身構えさせないための方便だろう。いずれはキミを魔道師にさせる方向へ話を持って行くはずだ」
 因みにそれに威吹が猛反対する理由は、威吹の都合による。
 ユタとの盟約は、ユタが寿命で死んでからその血肉を頂くという内容だ。
 しかし魔道師になってしまうと、永遠の命を手に入れることになり、いつまで経っても寿命で死ぬことはない。
 それが威吹には困るので、反対しているのだ。
「どうしてそう思うんだい?」
「確信的な話をさっき聞いた。ユタの御尊父方とイリーナが話をした時だ。あいつは、『ユウタ君なら間違いなく才能ありますわ。是非とも私の所で教えてあげたいです』なんて言いやがった!」
「……ただ単に、父さん達に対する営業トークだったんじゃ?……ってか、どうしてキミ、イリーナさんの話を盗み聞きするの!」
「……ボク達の耳は、それだけ優れているんだ」
 威吹は長くて尖った耳を右手で触った。
 第1形態はそういう形の耳、いわゆる、『エルフ耳』と呼ばれる形状であり、第2形態で狐耳が生える。
「聞きたくなくたって、聞こえることはある」
「でもねぇ……」
「とにかく、ユタに迷惑を掛けて申し訳なかった。今度から気をつける」
 威吹はユタの目をジッと見て言った。
「そ、それならまあいいけど……」

 車内に戻ったユタと威吹。
 2人きりになっていたイリーナとカンジだが、特段2人で何か話とかはしなかったようだ。
 イリーナは魔道書に目を通していたし、カンジは夕刊紙を読んでいた。
「珍しいね。カンジ君が夕刊紙を読んでるなんて」
 ユタは座席に座りながら言った。
「一般紙ならよく読んでるけどね」
「たまには別の新聞を読んでみようかと思いまして。魔境にも今はそういったマスメディアが存在するんですよ」
「何だか、人間臭いなぁ……」
 ユタは苦笑いした。
 そうこうしているうちに、東京駅発の新幹線で、1番遅い最終列車は定刻通りに東京駅を発車した。
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“ユタと愉快な仲間たち” 「イリーナの企み」

2014-05-07 16:51:32 | ユタと愉快な仲間たちシリーズ
[5月3日18:00.さいたま市大宮区 江蓮の家 蓬莱山鬼之助&蓬莱山美鬼]

「やーっと帰れたぜい……」
「安心するのはまだ早いよ。ちゃんと江蓮ちゃんに土下座して謝るんよ?分かった?」
「はい……存分に承知しております……」
 キノは鬼のように怖い鬼族の姉、美鬼に連れられて栗原家までやってきた。
「詫び料と詫び状はウチから差し出すき、アンタはただひたすら謝るんよ?」
「はい……」
「じゃ、ピンポンやって」
「へい」
 キノは着物の懐の中から、プラスチックのボールとラケットを出した。
「誰が卓球やれ言うた!?」
「え?だって、ピンポンって……」
「インターホンに決まっとるやないの!ここで卓球してどうせいっちゅうんや!ああっ!?」
 美鬼は大ボケかます弟の胸倉を掴み、厳しいツッコミを入れた。

 気を取り直してインターホンを押す。
 だが……。
「あれ?おかしいな。誰も出てこない……」
「鬼之助に愛想尽かして、出て行ったんちゃうよね?」
「いや、まさか……」
 キノは家の中を覗いてみた。
 人の気配が無いどころか、窓のシャッターは閉められ、自家用車も無くなっていた。
「出掛けてるのか?」
「ちょっと、電話してみィ」
「へい」
 キノは江蓮のケータイに電話を掛けた。
{ピンポーン。「この番号は着信拒否になっており、掛かりません」}
「はあ!?着信拒否!?」
「……アンタ、愛想尽かされたんとちゃう?盟約破棄されたんとちゃう?」
「い、いや……そ、そんなはず……」
 しかし、思い当たる節が多過ぎて、否定できないキノはorzの体勢になってしまった。
「うーん……。公衆電話はどうなん?」
「公衆電話?」
「江蓮ちゃんは公衆電話も拒否設定にしとるんか?」
「いや、そこまでは……知らねぇ……」
「公衆電話探して、掛けてみィや」
「お、おう!」

[同日同時刻 ホテルニューオータニのレストラン ユタ、威吹、カンジ、イリーナ]

「……ふむ。そんなにいいコを紹介してくれるんですか?」
「はい。教える側の私が言うのも何ですけど、マリアは優秀で、それだけでなく素直でおとなしいコなんですよ」
 イリーナは師匠として、弟子の売り込みをユタの両親にしていた。
「……それで、あなた方のお仕事とは?」
(来た!)
(自爆しろ、クソ女ども)
(……この肉、美味い。そっちの料理も美味いのか?)
 ↑から順にユタ、威吹、カンジの心の中のセリフ。
「占い師です(にこにこ)」
 ズコーッ!
「ブッ!」
「嘘つけ!」
「辛っ!このソース、辛っ!」
 ↑上から順に【以下略】
「ん?」
 ユタ達の反応に不審顔をする父親。
「威吹君、今ウソだと言ったね?」
「ええ!この女、嘘ついてますよ!」
「あら、本当よ」
 イリーナは水晶玉を出した。ソフトボールくらいの大きさである。
「銀行員がこんなもの持ち歩いていると思います?」
「何故、銀行員!?」
「いい加減にしないと倍返しするぞ、コラ!」
「水!水ください!」
 ↑から順に、素直に自然な反応をするユタ、何気に“半沢直樹”を見ていた威吹、もはや興味の無いカンジ。
「そうだ。何でしたら、これからの運勢を占いましょうか?」
「イリーナさんの占いなら、よく当たるからなぁ……」
「余計なことはしなくていい!」
「…………」
 ↑上から順にユタ、威吹、また食べることに集中するカンジだった。
 イリーナは続けて言う。
「あっ、因みに収入のことでしたら御心配無く。確かに職業柄、定収入というわけではありませんが、けしてユウタ君やご両親に御迷惑はお掛けしませんわ」
 イリーナはスマイルを崩すことなく言った。
「少なくともそこの食客のような感じにはなりません」
「誰が食客だ、コラ!」
「いや先生、ある意味当たっていると思います」
 言い返す威吹だが、そこは素直に認める弟子のカンジ。
「ユウタが幸せなら、私達はとやかく言うつもりはありませんが……」
「お任せください。そこは師匠の私が責任を持ちますから」
「先生、静かに食べましょうよ。ここまで来ると、稲生家の問題になります」
「うう……」
 カンジは興奮気味の威吹を宥めた。

[同日18:30.さいたま市大宮区 顕正会本部会館 蓬莱山鬼之助&蓬莱山美鬼]

「すんまへん。ちょっと緊急の用事ですきぃ、公衆電話使わせてもらいます」
 美鬼は顕正会員達に丁寧な挨拶をしていた。
 が、何故かその周囲には出血して倒れている衛護隊員が全滅しており、
「わ、和服の美女……ハァハァ……。お……帯を……『あ〜れ〜』させてください……」
 ケンショーグリーンも悶絶していた。
「くぉらっ!江蓮、今どこにいる!?……家族旅行!?てめぇ、オレのケータイ着信拒否にしやがって!帰ってきたら10発くらいヤらせろ、コラ!……ぶっ!」
「アンタ、自分の立場分かって言っとるんな?」
 鉄扇で弟の頭を引っ叩く美鬼。
 因みにその鉄扇には、衛護隊員の血のりがついていた。
「何や、その言葉使い!?」
「ご、ゴメンナサイ……」
「ちょい貸してみぃ」
 美鬼は弟から受話器を取った。
「あー、もしもし。江蓮ちゃん?うちの弟が立場も弁えんと、すまんなぁ……。いや、そのアホやないけど、何か着信拒否になっとるき、心配して掛けてみたんよー。……あ、100円玉が」
 美鬼はキノに100円玉切れだから何とかしろという合図を送った。
「ホトケ様だけでなく、鬼にも御供養しろや、コラ」
「ぼ、ボクのお小遣い……」
 キノは倒れているケンショーレッドから小銭入れを奪い取って、公衆電話に100円玉を放り込んだ。
「……そうなん?設定ミス?それじゃ、キノに愛想尽かして盟約破棄にするっちゅう話では無いんね?……分かった。じゃあ、6日に帰ってくるんなら、また後で出直させてもらいます。……じゃ、気をつけて」
 美鬼は電話を切った。
「ったく、江蓮のケータイ、通話料高ェよ」
「公衆電話からやと、あっという間やね」
「御供養、ありがとうよ。きっといいことあるぜ。多分な」
 キノは空になった小銭入れをケンショーレッド……と、ケンショーブルーに放り投げた。
「お、俺の……全財産が……ああっ……」
 鬼の姉弟は意気揚々と、本部会館を出て行った。
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小説の途中ですが、ここで普通の日記をお送りします。

2014-05-07 00:04:27 | 日記
 先ほど仙台から戻って来た。
 3日目は比較的まったりとした時間を過ごそうと、行き着けのサウナ施設へ行ってきた。
 ゴールデンウィークの最終日、実家の近くから乗った市バスは空いていて街まで行くのが楽だった。
 首都圏では姿を消しつつあるツーステップバスに乗れるのも、今のうちならではか。
 地下鉄東西線が開通すれば消え行く路線は、既に宮城交通に運行が委託されている。
 宮城交通と言えば“エトアール”号の事故が記憶に新しいが、是非ともそれを教訓に事故防止に努めてもらいたいものだ。
 某下朝鮮みたいな、事故の犯人捜しで終わるだけではない国であることを見せるチャンスである。

 サウナ施設はカプセルホテルもある所で、私のオススメである。
 但し、東京の上野にも似たような施設があるが、そこもそうだったと思うが、18歳以上の男性専用である。
 従って、スーパー銭湯などでギャーギャー騒ぐガキが嫌いな人と藤谷春人みたいな女嫌いには絶好のポイントかと。
 街の喧騒を聞きながらまったりする露天風呂もオツなものだ。
 しかしこれに対し、上には上を行く場所があって、ホテル・ドーミーイン秋葉原。
 ここにも最上階に大浴場があって露天風呂もあるのだが、駅から近いこともあり、まったりしながら電車が往来する音を聞く、何とも絶妙な条件なのである。
 あとはボディ・ケアでも受けて、漫喫みたいにマンガでも読んでだなぁ……。
 初めて“聖✩おにいさん”を読んだのも、ここだった。
 私が好きなキャラは実は主人公のブッダでもイエス・キリストでもなく、初代法王のペトロである。あのキャラ、パネェ!
 いいからジャンヌ・ダルクも、聖人に列挙してあげなよ〜。(←他教のことなどで他人事)
 ところで、長崎で起きた天草の乱が聖戦扱いされてないのは何でだ?(←他教のことなので他人事)

 戻りのバスはノンステップバス。うむ。首都圏のようだ。
 東京の都営バスもそうだが、仙台市営バスも敬老パスで乗って来る老人が多い。
 優先席はもちろん、車椅子対応の折り畳み席でも自然と譲り合いが起きるいい町なのだが、果たして私が着席している運転席の真後ろ(並びに前扉の後ろ)はお年寄りに譲っていい席なのか、バス・フリークスの私でも迷う。
 トラックのキャブに乗り降りするような感じだからなぁ……。少なくとも杖ついてる老人に譲ったら、嫌味だとは思うが。

 ゴールデンウィーク最終日の今日は、上りの新幹線の混雑もピークとのこと。
 しかし最終列車ならそんなに混まないだろうとタカを括っていたら、大間違い。
 私は乗る前に混雑具合を確認する為、指定席券売機でそれを調べるのだが、私が乗車した“やまびこ”60号のグリーン車は満席、普通車も3列シートのB席の一部しか空いていないという有り様だった。
 いや、一時期E5系で運転されていた最終列車だが、E2に劣化して良かったかも。
 グランクラスの分、普通車1両少なくなるから余計大変なことになっていただろう。正直、今日だけは後ろにE3系を臨時に連結して欲しかった。
 いつもなら3人席を独り占めにするくらい空いているのだが、今回は通路側だけでなく、真ん中席も埋まっていた。
 私は窓側だったが、幸いなのは真ん中席の人が私と同じ痩せていたこと。
 いや、これほんと大事よ。座席から体がはみ出るくらいの巨漢が来たら、もう【お察しください】。
 あいにくなのは、真ん中席の人も通路側の人も大宮で降りなかったことだ。
 こういう時、窓側だと通路に出るのが大変だ。
 ちっ、大宮で大量に降りると思ったんだけどなぁ……。
 駅構内はそんなに人がおらず、タクシーに乗り換えて帰宅。

 いやいや、実に大変なゴールデンウィークでした。
 やはり、中途半端な平日挟んで休めることは、結構な強みのようだ。
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