[9月5日17:00.天候:晴 東京都江東区森下 ワンスターホテル・貸会議室]
稲生:「うーん……」
マリア:「Let me see...」
既に勝負は終わり、稲生とマリアはホテルのロビーにいた。
で、何故か2人とも考え込んでいる。
藤谷:「ふー、スッキリスッキリ。快便のこの達成感が毎日味わて功徳〜〜〜!!ってか(笑)」
藤谷、1階のロビーの奥にある共用トイレから出て来た。
で、ロビーにいる稲生達を見る。
藤谷:「あれ?稲生君達、まだ動き無いの?」
稲生:「そうなんです」
マリア:「全く。呆れたものよ」
マリアは肩を竦めた。
藤谷:「しょうがないなぁ……」
藤谷は呆れた様子で、会議室に向かった。
一体、何があったのだろうか?
弟子A:「先生!お気を確かに!」
弟子D:「我々が不甲斐ないばっかりに……!ううう……申し訳ありません……( ノД`)」
アナスタシア:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(←Orzの体勢になり、頭を抱えながらロシア語でブツブツ何か言っている)
オーナー:「あのー、失礼ですが、そろそろ会議室の方の片付けを開始したいのですが……」
エレーナ:「筐体回収しに来た業者さん、いつまで待たせるのよ!?」
藤谷:「あの、あっちの先生は何て?」
エレーナ:「稲生君があまりも強くて、残りの弟子全員が倒された現実を受け入れられないみたい」
藤谷:「ありゃあ……」
エレーナ:「『ダンテ一門最大勢力を誇るアナスタシア組が、あんな寄せ集め集団に負けるはずがない。そうよ、これはきっと何かの間違いよ。きっと悪い夢を見てるんだわ。でも、どうしてこの夢が覚めないのかしら?これはきっと“魔の者”の陰謀……』なんてことをずっと繰り返してる」
藤谷:「夢オチにする気か!w」
威吹:「ったく、これだから魔法使いは……!」
会議室の片づけを手伝っている威吹。
そして、オーナーと一緒に机の片づけをしながら言った。
威吹:「おい!どうでも良いが、ユタとの約束は守れよ!?『負けた方は勝った方の言う事を何でも聞く』んだろ!?『男は全員切腹!女は全員ユタへの慰み物とす!』これでどうだ!?介錯ならオレがしてやるぞ!」
弟子A:「は、Harakiri...!?」
弟子B:「Noooooooo!」
弟子C:「フザけるな!」
弟子D:「死にたくないよ、ママーッ!!」
弟子E:「アタシゃ、まだ処女だよ!?」
エレーナ:「なに?あんたもだったの?ナカーマw」
エレーナは弟子Eと握手をしようとしたが拒まれた。
少なくとも、エレーナと弟子Eはマリアなどのように、人間時代、酷い性暴力を受けた経験者ではないということだ。
威吹:「貴様、フザけんなっ!!」
藤谷:「威吹君!?」
威吹はアナスタシアの黒髪を掴んで、顔を引き上げさせた。
弟子A:「おい、先生に何てことを!!」
弟子B:「狐妖怪の分際で!殺してやる!!」
稲生:「何だ何だ!?」
マリア:「何の騒ぎだ!?」
威吹:「お前、師匠なんだろ!?だったら、いつまでも弟子の前で醜態晒すな、馬鹿者!!」
アナスタシア:「う……うるさい……!お前なんかに……私の気持ちが……!」
弟子C:「そうだそうだ!先生から手を放……がっ!?」
弟子C、言い終わる前に威吹に頭突きを喰らい、それが鼻に直撃したのか、鼻血を吹き出しながら仰向けに倒れる。
他の弟子達が支えてくれなければ、後頭部に床に打ちつけるところだった。
アナスタシア:「やめて……!あのコ達に……手を出さないで……!」
稲生:「威吹、その辺で……!」
稲生は慌てて旧友の制止に入った。
アナスタシア:「稲生君の言う事は……聞くから……」
威吹:「最初からそう言えば良いのだ」
威吹はパッとアナスタシアの髪を放した。
威吹:「さあ、ユタ!この女師匠に、勝利者として願いを言え!何でも聞く約束だぞ!」
稲生:「う、うん……。えーと……」
マリア:(『2度と目の前に現れるな』かな……)
藤谷:(『創価学会が宗門に請求した額、10億円寄越せ』ってところかな……)
威吹:(『男達は全員打ち首獄門!女達は魔界にて妖怪達の慰み物とする!』だな)
エレーナ:(『アナスタシア組は全員解散』かな……)
威吹のが1番残酷だし、エレーナは何気にキツい条件を出そうとしている。
そんな中、稲生は……。
稲生:「じゃあ、これから夕食を御馳走してください。豪華料理がいい。それと僕達このホテルに2泊するんで、そのホテル代と、帰りの交通費を出してもらえますか?」
藤谷:「だーっ!」
マリア:「勇太!?」
威吹:「いいのか!?」
エレーナ:「マジで!?」
稲生:「うん。『門外折伏・門内摂受』って言うでしょ?それに、『同心の徒を謗るは重罪』というのもあります。もう門内でのケンカは沢山ですよ。皆、仲良くやりましょう」
藤谷:「稲生君、それは日蓮正宗の教えだよ?」
稲生:「魔法使いがその教えを使ってはいけないとでも?」
藤谷:「あ、いや、そういうわけじゃないけどねぇ……」
アナスタシア:「分かったわ……。ピーター、すぐに予約の電話を入れなさい」
弟子A改めピーター:「か、かしこまりました、先生」
藤谷:「やった!今夜は帝国ホテルのレストランで夕飯だ!」
エレーナ:「いいね!」
マリア:「勇太、本当にいいのか?いっそのこと、奴らにダンテ一門から出て行けと言ってもいいんだよ?」
稲生:「いや、何もそこまでは……。そういうことを決めるのは、日蓮正宗においては御法主上人猊下、ダンテ一門においてはダンテ・アリギエーリ先生です」
マリア:「そう、か……(っ´∀`c)」
マリアは稲生の甘い発言に、却ってほっこりとした顔になった。
稲生:「威吹、そういうわけだから、キミには不満だろうけど、でもせっかくに人間界に来たんだから、夕食一緒に食べようよ」
威吹:「まあ……ボクはユタの気持ちを尊重するよ。お誘い頂き、かたじけない。さくらには言ってあるから、今夜くらいゆっくりさせてもらうよ」
威吹も牙を覗かせてニヤッと笑った。
稲生:「うーん……」
マリア:「Let me see...」
既に勝負は終わり、稲生とマリアはホテルのロビーにいた。
で、何故か2人とも考え込んでいる。
藤谷:「ふー、スッキリスッキリ。快便のこの達成感が毎日味わて功徳〜〜〜!!ってか(笑)」
藤谷、1階のロビーの奥にある共用トイレから出て来た。
で、ロビーにいる稲生達を見る。
藤谷:「あれ?稲生君達、まだ動き無いの?」
稲生:「そうなんです」
マリア:「全く。呆れたものよ」
マリアは肩を竦めた。
藤谷:「しょうがないなぁ……」
藤谷は呆れた様子で、会議室に向かった。
一体、何があったのだろうか?
弟子A:「先生!お気を確かに!」
弟子D:「我々が不甲斐ないばっかりに……!ううう……申し訳ありません……( ノД`)」
アナスタシア:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(←Orzの体勢になり、頭を抱えながらロシア語でブツブツ何か言っている)
オーナー:「あのー、失礼ですが、そろそろ会議室の方の片付けを開始したいのですが……」
エレーナ:「筐体回収しに来た業者さん、いつまで待たせるのよ!?」
藤谷:「あの、あっちの先生は何て?」
エレーナ:「稲生君があまりも強くて、残りの弟子全員が倒された現実を受け入れられないみたい」
藤谷:「ありゃあ……」
エレーナ:「『ダンテ一門最大勢力を誇るアナスタシア組が、あんな寄せ集め集団に負けるはずがない。そうよ、これはきっと何かの間違いよ。きっと悪い夢を見てるんだわ。でも、どうしてこの夢が覚めないのかしら?これはきっと“魔の者”の陰謀……』なんてことをずっと繰り返してる」
藤谷:「夢オチにする気か!w」
威吹:「ったく、これだから魔法使いは……!」
会議室の片づけを手伝っている威吹。
そして、オーナーと一緒に机の片づけをしながら言った。
威吹:「おい!どうでも良いが、ユタとの約束は守れよ!?『負けた方は勝った方の言う事を何でも聞く』んだろ!?『男は全員切腹!女は全員ユタへの慰み物とす!』これでどうだ!?介錯ならオレがしてやるぞ!」
弟子A:「は、Harakiri...!?」
弟子B:「Noooooooo!」
弟子C:「フザけるな!」
弟子D:「死にたくないよ、ママーッ!!」
弟子E:「アタシゃ、まだ処女だよ!?」
エレーナ:「なに?あんたもだったの?ナカーマw」
エレーナは弟子Eと握手をしようとしたが拒まれた。
少なくとも、エレーナと弟子Eはマリアなどのように、人間時代、酷い性暴力を受けた経験者ではないということだ。
威吹:「貴様、フザけんなっ!!」
藤谷:「威吹君!?」
威吹はアナスタシアの黒髪を掴んで、顔を引き上げさせた。
弟子A:「おい、先生に何てことを!!」
弟子B:「狐妖怪の分際で!殺してやる!!」
稲生:「何だ何だ!?」
マリア:「何の騒ぎだ!?」
威吹:「お前、師匠なんだろ!?だったら、いつまでも弟子の前で醜態晒すな、馬鹿者!!」
アナスタシア:「う……うるさい……!お前なんかに……私の気持ちが……!」
弟子C:「そうだそうだ!先生から手を放……がっ!?」
弟子C、言い終わる前に威吹に頭突きを喰らい、それが鼻に直撃したのか、鼻血を吹き出しながら仰向けに倒れる。
他の弟子達が支えてくれなければ、後頭部に床に打ちつけるところだった。
アナスタシア:「やめて……!あのコ達に……手を出さないで……!」
稲生:「威吹、その辺で……!」
稲生は慌てて旧友の制止に入った。
アナスタシア:「稲生君の言う事は……聞くから……」
威吹:「最初からそう言えば良いのだ」
威吹はパッとアナスタシアの髪を放した。
威吹:「さあ、ユタ!この女師匠に、勝利者として願いを言え!何でも聞く約束だぞ!」
稲生:「う、うん……。えーと……」
マリア:(『2度と目の前に現れるな』かな……)
藤谷:(『創価学会が宗門に請求した額、10億円寄越せ』ってところかな……)
威吹:(『男達は全員打ち首獄門!女達は魔界にて妖怪達の慰み物とする!』だな)
エレーナ:(『アナスタシア組は全員解散』かな……)
威吹のが1番残酷だし、エレーナは何気にキツい条件を出そうとしている。
そんな中、稲生は……。
稲生:「じゃあ、これから夕食を御馳走してください。豪華料理がいい。それと僕達このホテルに2泊するんで、そのホテル代と、帰りの交通費を出してもらえますか?」
藤谷:「だーっ!」
マリア:「勇太!?」
威吹:「いいのか!?」
エレーナ:「マジで!?」
稲生:「うん。『門外折伏・門内摂受』って言うでしょ?それに、『同心の徒を謗るは重罪』というのもあります。もう門内でのケンカは沢山ですよ。皆、仲良くやりましょう」
藤谷:「稲生君、それは日蓮正宗の教えだよ?」
稲生:「魔法使いがその教えを使ってはいけないとでも?」
藤谷:「あ、いや、そういうわけじゃないけどねぇ……」
アナスタシア:「分かったわ……。ピーター、すぐに予約の電話を入れなさい」
弟子A改めピーター:「か、かしこまりました、先生」
藤谷:「やった!今夜は帝国ホテルのレストランで夕飯だ!」
エレーナ:「いいね!」
マリア:「勇太、本当にいいのか?いっそのこと、奴らにダンテ一門から出て行けと言ってもいいんだよ?」
稲生:「いや、何もそこまでは……。そういうことを決めるのは、日蓮正宗においては御法主上人猊下、ダンテ一門においてはダンテ・アリギエーリ先生です」
マリア:「そう、か……(っ´∀`c)」
マリアは稲生の甘い発言に、却ってほっこりとした顔になった。
稲生:「威吹、そういうわけだから、キミには不満だろうけど、でもせっかくに人間界に来たんだから、夕食一緒に食べようよ」
威吹:「まあ……ボクはユタの気持ちを尊重するよ。お誘い頂き、かたじけない。さくらには言ってあるから、今夜くらいゆっくりさせてもらうよ」
威吹も牙を覗かせてニヤッと笑った。