[2月25日18:15.天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原のマンション]
私達を乗せたタクシーは、無事にマンションの前に着いた。
高橋:「チケットでオナシャス」
運転手:「はい、ありがとうございます」
高橋に料金を払ってもらっている間、私とリサはトランクを開けてもらって、そこから荷物を下ろした。
リサ:「お腹空いた」
愛原:「今から夕食作るのも大変だろうから、何か出前でも取るか」
高橋:「あ、いや、大丈夫っスよ!」
最後に、チケットの控えと領収証を持って助手席から降りて来た高橋が言った。
高橋:「もうカレーとか作り置きしてるんで!」
愛原:「あ、そうなのか」
リサ:「おー!カレー!」
帰宅して、荷物を片付ける。
愛原:「汚れ物は洗濯籠に入れておけよ」
リサ:「はーい。使用済みの下着は、先生のベッドの上に……」
愛原:「置かんでいい!」
高橋:「夕食、用意するんで、少し待ってください」
愛原:「ああ、悪いな」
高橋は無洗米を炊飯器に入れて、『おいそぎ』ボタンを押した。
カレーは作り置きしたものを冷凍庫に入れていたらしい。
そういえば夜出発の時、高橋がカレーを作っていたのを思い出した。
この時の為だったのか。
私は自分の部屋に入ると、荷物の片付け。
斉藤社長へのお土産は、明日持って行くことになる。
それからPCを立ち上げて、書類をまとめる準備。
報告書は1から作るのではなく、既にホテルでその日の分はまとめていた。
あとはそれを上手く報告書にまとめるだけだ。
[同日19:00.天候:晴 愛原のマンション]
高橋:「先生、夕飯できましたよ」
愛原:「了解」
私は高橋に呼ばれ、自室を出た。
さっきから香ばしいカレーの匂いがしていた。
メインはこれだが、他にも冷凍保存されていたハンバーグや唐揚げ、冷蔵保存されていた野菜が出ている。
リサ:「いただきまーす」
リサは制服からは着替えていなかった。
この後風呂に入るので、それまでこのままだという。
まあ、服装に関して言えば、私や高橋も似たようなものだが。
高橋:「先生、チューハイありますんで」
愛原:「いや、ちょっとこれから報告書まとめるから、今日は酒はいいや」
高橋:「そうっスか」
〔「こんばんは。7時になりました。NHKニュースの時間です。まずは、ロシアによるウクライナ侵攻に関するニュースです。BSAA欧州本部は、『ウクライナ政府が隠し持っているBOWを殲滅する』として、ロシア軍との共同軍事作戦を行うと発表しました」〕
愛原:「ん!?」
〔BSAA欧州本部報道官:「ウクライナ政府は核兵器を放棄しました。しかし、その代わりに新型生物兵器、BOWを導入したのです。これはバイオテロと戦う我々BSAAに対する挑戦です。従いまして、我々BSAAはロシア政府と協力し、ウクライナ国内に散在するBOWの掃討作戦に打って出ることにしたのです」〕
愛原:「え……?どういうこと?」
いやいや、ルーマニアで起きたバイオハザード事件では、逆にBSAA欧州本部が勝手に人型BOWを兵士に使ってたことが問題になったけど???
高橋:「と、遠く離れた日本は平和でいいっスね」
愛原:「そういう問題か」
軍事力に使うから問題なのであって、日本の場合はせいぜい政府エージェントに使う程度だから問題無いのかな?
〔「尚、こうしたBSAAの軍事作戦に対し、民間レベルでのバイオテロ対策活動を行っている軍事会社“ブルーアンブレラ”は強い批判を行っています」〕
愛原:「俺達、“青いアンブレラ”に付いた方がいいのかな?」
高橋:「でも、日本じゃ非合法ですよ?」
BSAAは国連組織だから日本国内では合法だが、“青いアンブレラ”は、あくまで民間軍事会社。
民間企業が兵力を持って、日本国内で活動することは違法とされている。
せいぜい、霧生市のような大規模バイオハザードが起きた際、BSAAの後方支援としての活動なら何とか許されるレベルである。
リサ:「わたし……存在自体アウト?」
高橋:「いや~、いい所に気づいたな」
愛原:「デイライトさんの指示に従っていれば大丈夫だ。だいたい、表向きは人間だけど身体能力は人外の人達なら外国にもいるぞ」
高橋:「そ、そうっスよね」
今のところ、BSAA極東支部日本地区本部は我々に友好的である。
自衛隊や在日米軍とも、協調関係を築いている。
夕食後、私は自分の部屋に戻り、報告書作りを始めた。
ただ単に文章を載せるだけでなく、写真もふんだんに載せて見やすいように作る。
何しろ、これはクライアントへの提出物だからな。
さすがに、リサ達のブルマ写真は載せられない……。
報告書を作り終えた時、時間は22時近くになっていた。
[同日22:00.天候:晴 愛原のマンション]
高橋:「あ、先生。お疲れさまです」
部屋から出てリビングに行くと、ソファに高橋が座ってテレビを観ていた。
愛原:「おう。報告書作り終わったぞ」
高橋:「さすがですね」
愛原:「あとはこれを明日、斉藤社長の所に持って行くだけだ。……リサは?」
高橋:「風呂入ってます。先生、次に入りますか?」
愛原:「そうだな」
高橋:「やっぱスキー場でのBOWの話が一番濃いっスか?」
愛原:「そう……だな。リサが撮影したあの動画、どうしよう?」
高橋:「梅田何とかに操られた獲物達の全裸立ちション&野グソ動画っスか?超絶お宝映像ですね。エロ動画専門投稿サイトでも削除されそうな勢いですよね。俺に任せてくれれば、独自の販路で一攫千金……」
愛原:「また刑務所に入るつもりか、オマエは!」
あの動画は善場主任にも押収されたのだが、リサはちゃっかりコピーして別の媒体に保存していた。
日本版リサ・トレヴァーはなかなかどうして狡賢い個体が多かったが、唯一の生き残りであるうちのリサは更に人一倍のようである。
高橋:「あの獲物達、結局どうなったんスか?」
愛原:「そりゃあ、病院に運ばれたさ。まあ、正気を取り戻したら取り戻したで、心のリハビリが必要らしいが……」
高橋:「あ、操られた時の記憶あるんスね」
愛原:「あるんだよ。あとは低体温症とか凍傷とかな」
高橋:「なるほど。……何か、全裸アブノーマルプレイさせないだけ、こっちのリサはマシなような気がしてきました」
リサ:「エヘヘ……。そう?」
高橋:「おわっと!?」
いつの間にかリサがソファの後ろにいた。
リサ:「そんなに老廃物が嫌なら、そこだけ残せばいいのに、バカな女だよね」
愛原:「BOWの癖の1つに、獲物を見つけてもすぐに食べず、色々と遊んでからやっと食べるというのもあるからな」
リサ:「お腹が空いてるんだから、さっさと殺して食べればいいのにね。わたしはそんな無駄なことしないよ」
愛原:「そうだよなぁ……。って、さくっとでも人を食ってはイカンぞ!」
リサ:「はーい」
リサは普通にパジャマを着ていた。
リサ:「あ、ところで先生」
愛原:「何だ?」
リサ:「わたしのブルマ写真、好きに使っていいからね」
愛原:「心配するな。流出させたりはせんよ」
リサ:「それと、もう1つ発見」
愛原:「何だ?」
リサ:「中等部用のブルマと高等部用のブルマって形が違う」
愛原:「そうなのか?」
洗濯籠からリサはブルマーを2つ持って来た。
色合いはどちらも同じ。
しかし、中等部用はローカットで、高等部用はハイカットのデザインになっていた。
リサ:「今はどっちも同じ短パンなのにね」
愛原:「うーむ……」
いずれにせよ、中高一貫校なのだから、デザインが統一されるのは保護者の立場からすれば良いことだ。
それにしても……。
リサ:「明日は先生が買ってくれた臙脂色のブルマ穿いてあげるね」
私の為にという理由は表向きで、実は案外気に入っているのではないかと思う。
私達を乗せたタクシーは、無事にマンションの前に着いた。
高橋:「チケットでオナシャス」
運転手:「はい、ありがとうございます」
高橋に料金を払ってもらっている間、私とリサはトランクを開けてもらって、そこから荷物を下ろした。
リサ:「お腹空いた」
愛原:「今から夕食作るのも大変だろうから、何か出前でも取るか」
高橋:「あ、いや、大丈夫っスよ!」
最後に、チケットの控えと領収証を持って助手席から降りて来た高橋が言った。
高橋:「もうカレーとか作り置きしてるんで!」
愛原:「あ、そうなのか」
リサ:「おー!カレー!」
帰宅して、荷物を片付ける。
愛原:「汚れ物は洗濯籠に入れておけよ」
リサ:「はーい。使用済みの下着は、先生のベッドの上に……」
愛原:「置かんでいい!」
高橋:「夕食、用意するんで、少し待ってください」
愛原:「ああ、悪いな」
高橋は無洗米を炊飯器に入れて、『おいそぎ』ボタンを押した。
カレーは作り置きしたものを冷凍庫に入れていたらしい。
そういえば夜出発の時、高橋がカレーを作っていたのを思い出した。
この時の為だったのか。
私は自分の部屋に入ると、荷物の片付け。
斉藤社長へのお土産は、明日持って行くことになる。
それからPCを立ち上げて、書類をまとめる準備。
報告書は1から作るのではなく、既にホテルでその日の分はまとめていた。
あとはそれを上手く報告書にまとめるだけだ。
[同日19:00.天候:晴 愛原のマンション]
高橋:「先生、夕飯できましたよ」
愛原:「了解」
私は高橋に呼ばれ、自室を出た。
さっきから香ばしいカレーの匂いがしていた。
メインはこれだが、他にも冷凍保存されていたハンバーグや唐揚げ、冷蔵保存されていた野菜が出ている。
リサ:「いただきまーす」
リサは制服からは着替えていなかった。
この後風呂に入るので、それまでこのままだという。
まあ、服装に関して言えば、私や高橋も似たようなものだが。
高橋:「先生、チューハイありますんで」
愛原:「いや、ちょっとこれから報告書まとめるから、今日は酒はいいや」
高橋:「そうっスか」
〔「こんばんは。7時になりました。NHKニュースの時間です。まずは、ロシアによるウクライナ侵攻に関するニュースです。BSAA欧州本部は、『ウクライナ政府が隠し持っているBOWを殲滅する』として、ロシア軍との共同軍事作戦を行うと発表しました」〕
愛原:「ん!?」
〔BSAA欧州本部報道官:「ウクライナ政府は核兵器を放棄しました。しかし、その代わりに新型生物兵器、BOWを導入したのです。これはバイオテロと戦う我々BSAAに対する挑戦です。従いまして、我々BSAAはロシア政府と協力し、ウクライナ国内に散在するBOWの掃討作戦に打って出ることにしたのです」〕
愛原:「え……?どういうこと?」
いやいや、ルーマニアで起きたバイオハザード事件では、逆にBSAA欧州本部が勝手に人型BOWを兵士に使ってたことが問題になったけど???
高橋:「と、遠く離れた日本は平和でいいっスね」
愛原:「そういう問題か」
軍事力に使うから問題なのであって、日本の場合はせいぜい政府エージェントに使う程度だから問題無いのかな?
〔「尚、こうしたBSAAの軍事作戦に対し、民間レベルでのバイオテロ対策活動を行っている軍事会社“ブルーアンブレラ”は強い批判を行っています」〕
愛原:「俺達、“青いアンブレラ”に付いた方がいいのかな?」
高橋:「でも、日本じゃ非合法ですよ?」
BSAAは国連組織だから日本国内では合法だが、“青いアンブレラ”は、あくまで民間軍事会社。
民間企業が兵力を持って、日本国内で活動することは違法とされている。
せいぜい、霧生市のような大規模バイオハザードが起きた際、BSAAの後方支援としての活動なら何とか許されるレベルである。
リサ:「わたし……存在自体アウト?」
高橋:「いや~、いい所に気づいたな」
愛原:「デイライトさんの指示に従っていれば大丈夫だ。だいたい、表向きは人間だけど身体能力は人外の人達なら外国にもいるぞ」
高橋:「そ、そうっスよね」
今のところ、BSAA極東支部日本地区本部は我々に友好的である。
自衛隊や在日米軍とも、協調関係を築いている。
夕食後、私は自分の部屋に戻り、報告書作りを始めた。
ただ単に文章を載せるだけでなく、写真もふんだんに載せて見やすいように作る。
何しろ、これはクライアントへの提出物だからな。
さすがに、リサ達のブルマ写真は載せられない……。
報告書を作り終えた時、時間は22時近くになっていた。
[同日22:00.天候:晴 愛原のマンション]
高橋:「あ、先生。お疲れさまです」
部屋から出てリビングに行くと、ソファに高橋が座ってテレビを観ていた。
愛原:「おう。報告書作り終わったぞ」
高橋:「さすがですね」
愛原:「あとはこれを明日、斉藤社長の所に持って行くだけだ。……リサは?」
高橋:「風呂入ってます。先生、次に入りますか?」
愛原:「そうだな」
高橋:「やっぱスキー場でのBOWの話が一番濃いっスか?」
愛原:「そう……だな。リサが撮影したあの動画、どうしよう?」
高橋:「梅田何とかに操られた獲物達の全裸立ちション&野グソ動画っスか?超絶お宝映像ですね。エロ動画専門投稿サイトでも削除されそうな勢いですよね。俺に任せてくれれば、独自の販路で一攫千金……」
愛原:「また刑務所に入るつもりか、オマエは!」
あの動画は善場主任にも押収されたのだが、リサはちゃっかりコピーして別の媒体に保存していた。
日本版リサ・トレヴァーはなかなかどうして狡賢い個体が多かったが、唯一の生き残りであるうちのリサは更に人一倍のようである。
高橋:「あの獲物達、結局どうなったんスか?」
愛原:「そりゃあ、病院に運ばれたさ。まあ、正気を取り戻したら取り戻したで、心のリハビリが必要らしいが……」
高橋:「あ、操られた時の記憶あるんスね」
愛原:「あるんだよ。あとは低体温症とか凍傷とかな」
高橋:「なるほど。……何か、全裸アブノーマルプレイさせないだけ、こっちのリサはマシなような気がしてきました」
リサ:「エヘヘ……。そう?」
高橋:「おわっと!?」
いつの間にかリサがソファの後ろにいた。
リサ:「そんなに老廃物が嫌なら、そこだけ残せばいいのに、バカな女だよね」
愛原:「BOWの癖の1つに、獲物を見つけてもすぐに食べず、色々と遊んでからやっと食べるというのもあるからな」
リサ:「お腹が空いてるんだから、さっさと殺して食べればいいのにね。わたしはそんな無駄なことしないよ」
愛原:「そうだよなぁ……。って、さくっとでも人を食ってはイカンぞ!」
リサ:「はーい」
リサは普通にパジャマを着ていた。
リサ:「あ、ところで先生」
愛原:「何だ?」
リサ:「わたしのブルマ写真、好きに使っていいからね」
愛原:「心配するな。流出させたりはせんよ」
リサ:「それと、もう1つ発見」
愛原:「何だ?」
リサ:「中等部用のブルマと高等部用のブルマって形が違う」
愛原:「そうなのか?」
洗濯籠からリサはブルマーを2つ持って来た。
色合いはどちらも同じ。
しかし、中等部用はローカットで、高等部用はハイカットのデザインになっていた。
リサ:「今はどっちも同じ短パンなのにね」
愛原:「うーむ……」
いずれにせよ、中高一貫校なのだから、デザインが統一されるのは保護者の立場からすれば良いことだ。
それにしても……。
リサ:「明日は先生が買ってくれた臙脂色のブルマ穿いてあげるね」
私の為にという理由は表向きで、実は案外気に入っているのではないかと思う。