マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

カンテサンス

2010年12月16日 | グルメ
2ヵ月前から楽しみにしていたミシュラン☆☆☆のフレンチレストラン「カンテサンス」に行ってきました。

場所は、白金台駅から歩いて10分程のプラチナ通りを少し入った所。
「アニュ」や「フロリレージュ」と同じようなさりげない店構え。知らなかったらうっかり通りすぎてしまいそうです。

気に入って何回もリピートしてるという人がいるかと思えば、メリハリの無いお皿が淡々と続いてどれがメインか分からないとか、塩とオリーブオイルにこだわっているらしくてどれも同じような味とか、以前訪れたことのある友人の感想は賛否両論。

そんなわけで自分で確かめてこようと心して臨んだのですが、さてその感想は?
素晴らしいの一言に尽きます。

さすがミシュラン☆☆☆を守り続けているだけのことはありますね。

熱々の具沢山のスープに始まり、山羊のチーズのブラマンジェ、ポワロとウニのタルタル、カジキのソテー、3時間かけて低温ローストした津南豚のロースト、洋梨のシャーベット、そば粉とマスカルポーネのケーキに至るまですべて美
味しい。

カジキは、お肉?と見まごうばかりのミディアムレアな火の通し加減が絶妙でした。
ローストポークは塊の周りの脂身に細かい切れ目を入れてカリカリになるまで焼いて余計な脂を落としコラーゲンだけにしてから、オーブンで低温調理。1分入れては5分出しを繰り返すこと3時間とか。
プライムリブローストのようなジューシーな仕上がりに感激でした。

お肉をサービスされる前に「この次のお肉のポーションはカジキと同じくらいがいいでしょうか?それともちょっと大きめでご用意しますか?皆さん、量が少なくて足りないから、この後どこかのケーキ屋さんに寄ろう!なんて事のないようになさってくださいね。」と言われたので少しボリュウムアップしてもらったら、カジキの倍位の結構なボリュウム。でもペロリと食べられちゃうくらい周りがカリカリで香ばしく、ほんのりピンクのお肉はしっとりジューシーで柔らかく本当に美味しかったわ

ソースもハーブやスパイスがいい感じに効いていて、素材の美味しさをひきたてていましたが、それに使われているワインやリキュールもソムリエの方が「そんな貴重なもの入れちゃうのっ」とビビるほどの上等なものなんだそうです。

以前行った方の中には、「お料理は美味しかったけどサービスが上から目線で感じ悪かったわ。」と言ってた方もいましたが、全然そんなことはなかったですよ。

みなさんとっても感じが良くて、お料理やワインなどの説明も丁寧で分かりやすかったし、プロフェッショナルな中にもユーモアがあってお話ししてても楽しかったです。

帰りにロビーでシェフと一緒に写真を撮っていただきましたが、お料理と同様に男前な方でした。若いのにビシッと筋が通っていてやはり突き抜ける人は違うなあと思いました。

写真は個室だからOKだったのですが、シャッター音がすると他のお客様に迷惑なので残念ながら私は撮れませんでした。

「カンテサンス」いいお店ですね是非また行きたいです。問題は予約ですね。