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マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

宮部みゆき 「さくらほうさら」 「名もなき毒」

2013年08月30日 | 
「さくらほうさら」は宮部みゆきさんの本の中では、時代物の人情ものになるのでしょうか?

ちょっと「ぼんくら」に感じが似ています。

父の仇探しというサスペンスもあるのですが、主人公笙之介の長屋の人々とのやり取りとか桜の精のような少女との淡い恋が主で、あまり酷たらしい場面などがないので読後感が爽やかでした。

テレビで放映中の「名もなき毒」の方が現実にありそうで(と言うか、現実のほうが怖いかも)見ていて背筋がぞっとします。

原田さん(げんださん)・・・不気味~

でも、これに出てくる女性は皆んなコワイ

そんな女性達に振り回される主人公の小泉孝太郎さん。

以前、会ったことがあるのですが、めちゃめちゃ爽やかな好青年でした。

まさに「名もなき毒」の彼と重なります。




「激流」 柴田よしき

2013年08月30日 | 
「激流」の原作を読みました。

ドラマでは、田中麗奈演じる圭子を中心に物語が展開してるように思っていたのですが、小説を読んだ感じでは美弥に関する記述が多いように思いました。

そして美弥の元愛人と御堂原貴子にもつながりがあり、(その関係はとても複雑な様相を呈していて)最後ナルホド~と説得力がありました。

ドラマでは、冬葉の事件は解決したけど刑事のハギコウが追っかけてた事件はどうなったのって感じで、消化不良のまま終わったような気がしてたので原作読んでスッキリしました。

それ以外にも色々違うところもあったけどドラマ見てからだとそれほど気にならないものですね。

むしろ本を読んでからドラマや映画を観て違和感を覚えることの方が多いような気がします。

自分なりのイメージがしっかりできてるからでしょうね。




世田谷美術館 鳳が翔く

2013年08月30日 | 美術館・展覧会
世田谷美術館で9月1日迄開催中の栄久庵憲司とGKの世界「鳳が翔く」を観てきました。




あまちゃん風に言えば、まさに「かっけ~」であります。

キッコーマンの醤油瓶からモンカフェ、サーモマグ、ヤマハのバイク、成田エクスプレス、博覧会場、果ては極楽浄土までデザインしてしまうとは。

バイクを見て、これ赤とんぼみたいで可愛いと思って説明書きを読んだら、やはり赤とんぼをイメージしたデザインだったりして、わかりやすいところも魅力です。

しかもそれぞれが素晴らしく機能的で美しい。

インダストリアルデザインの作品展だけあり男性が普段より多かったように思いますが、女性が観ても楽しめる内容でした。

最後の池中蓮華は心地よくて癒やされる~

美しい音楽が流れる蓮池の上を鳳(?!)が翔び天女が舞う、これが極楽浄土だとしたら素敵