マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

凄く進化してます

2015年01月10日 | 凰稀かなめ様
1週間ぶりに「白夜の誓い」観てきたんだけど、凄~く進化してました。

テンポが良くなり、場面転換もスムーズ。

以前は、カイちゃん達山賊組の銀橋シーンでの押し出しが弱いな~と感じたのですが、今日は声がよく出ててなかなか迫力ありましたよ。

客席が手拍子で盛り上げてたっていうのも大きいと思う。土日公演は客席の熱量が高いもんね。

逆にご招待とか訳がわからないままに連れて来られちゃった感のある団体さんの場合は、手拍子はおろか拍手すらしないからやり難いだろうなぁと思います。

うちの母なんかも絶対手拍子とかしないし、カテコでの拍手も仕方なしに・・・って感じです。一生懸命拍手してる人を見て「馬鹿みたい」って思っていそう。→あんたの娘もそうなんだよと言ってあげたい。

でもさ、同じアホなら踊らにゃソンソン・・・一緒になって盛り上がったほうが絶対に楽しいと思うんだけどな。

とにかく今日は、客席の反応や盛り上がりも良かったせいか、凄く良い舞台でした。

「白夜~」の後、休憩中にトイレに並んでたら「ムラと比べたら凄く良くなってるんじゃないビックリだよ」とか「どこがどうとは上手く言えないんだけど、ちょっとずつ変えただけでこんなにも観やすく面白くなるんだね~凄いね~」などと話している方がいましたが、全く同感です。

子供の時に剣で国民を守ると誓ったグスタフと剣で敵をやっつけると言っていたヤコブ。二人共スウェーデンを愛する気持ちは同じなのに、いつしか考え方の違いによって二人の心はすれ違いあの悲劇になるわけですが、東京公演では、その過程が実にわかりやすく描かれていました。

グスタフが幽閉されてクロスを握りしめて祈るとちゃり~んと鍵がクロスから落ちる・・・というシーンもグスタフのちょっとした仕草が加わっただけでとても説得力あります。でもやっぱり「エクスカリバー」

かなめちゃんは、どの衣装も素敵ですが、特に冒頭のブルーの衣装、ホントに綺麗。軍服も戴冠式も舞踏会も全部ス・テ・キです。

ロシアとの海戦シーンの雄叫びもますます激しくなってました。オスカル状態。

ラストシーン、白い衣装で去っていく後ろ姿に拍手が鳴り止みませんでした。

「フェニックス」は、ますますノリノリになってまして、ほんとに楽しい。

怪盗カナメール、今日のキタロールは「ネクタイ」。

ネクタイを指さすキタロール、カナメールが自分のネクタイを引っ張ると細くて長いネクタイがひょろりと。それをマフラーのようにさっと首に巻きカッコつけるカナメール。自分も真似してカッコつけようとネクタイを巻きつけようとしてできずもたもたしてるうちに「バ~ン!」と撃たれてました。

いつみても可笑しい七変化。最後のマドモアゼルフェニックスだっけ?がとても可愛くて眼福です。

そして火の鳥が争うばかりの世界を焼きつくすシーンの赤い鬘と衣装の火の鳥のかなめちゃん、まるで鳥のような小刻みな動きと怒り・悲しみ・哀れみの表情が凄い。ゾクゾクっとします。

このテーマだけで1つの作品ができるんちゃう?と観ていて思いました。

愛の宝石も素敵だし、人はだれでも翼持っている~の歌詞も素敵だし、楽曲がどれも覚えやすく口ずさみやすいのもイイ。

毎日、劇場に通いたいです。

どうか宙組の皆様、怪我や病気になることなく千秋楽まで駆け抜けてください。陰ながら応援しています