星組 ドクトル・ジバゴ

赤坂ACTシアターに行ってきました。「花・虞美人」以来かしら。

今日は、星組さんの「ドクトル・ジバゴ」を観劇。2階席の後方上手の席ですが、、舞台全体が見渡せて照明も美しく見えて大満足。

原田諒さんらしい美学が詰まった舞台でした。

星組さんは「ベルリン」に続きまた原田先生なのね。

昔、母が好きな映画だと言っていた「ドクトル・ジバゴ」、ララのテーマという映画音楽が有名という以外はどんな内容かは全然知らなかったので、どんなロマンティックなラブストーリーなんだろう？と思って何の予備知識もないまま臨みました。

まぁ君の退団公演「神々の土地」と同じ頃のロシアのお話なんですね。ロシア革命によって翻弄される人々の過酷な運命が描かれています。
初めはとても幸せそうなカップルが不幸のどん底に落とされて引き裂かれてしまう、というあたりは「ひかりふる路」とダブったり、革命家の瀬央ゆりあさん演じるパーシャがロベスピエールや「ミス・サイゴン」のトゥイと重なって見えました。

ジバゴがラーラに惹かれるくだりが今一つピンときませんでした。自分を深く愛してくれている身重の妻を裏切るなんて！と。ジバゴは正義感溢れる正直な人だと思っていたのにちょっとがっかり。でも所詮男ってそういう生き物なのかもね。奥さんも大事だけどどうしても惹かれてしまう女性もいて・・・そんなところは人間臭い。
だから「また会いに来る。」と言うジバゴに「もう来ないで。奥様を苦しめたくない。」と答えるラーラは大人だわ～


これ以上はネタバレになるのでやめときますが、紫りらちゃんが大活躍でした。怖かった～

星組生25名位なのに頑張ってました。とても見応えのある舞台でしたよ。