テロリストとその一味への狂気にも似た拷問と殺戮。
ロンドンを始め世界各地で起きる凄まじい自爆テロ。
銃器音がテロ現場の如くに2時間40分ノンストップ。
映画「ゼロ・ダーク・サーティ」を見てきました。
第85回アカデミー賞の「作品賞」など5部門にノミネートされて、
「音響編集賞」のみの受賞になりました。
製作は、監督キャスリン・ビグロー、脚本マーク・ボール。
この製作コンビはイラクを舞台とした、
アメリカ軍の爆弾処理班を描いた戦争アクション映画、「ハート・ロッカー」で、
第82回アカデミー賞「作品賞」を始め6部門で受賞している。。
今回のアカデミー賞「作品賞」は「アルゴ」が選ばれました。
イランで1979年11月4日に起きたアメリカ大使館人質事件、
CIAによる救出作戦を描くサスペンスドラマだという。
CIA捜査官が主人公になる映画が2本も同時にノミネートされたわけです。
この「ゼロ・ダーク・サーティ」は国際テロ組織、
アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン捕縛・暗殺作戦の裏側を明かしたもの。
事実なのか、フィクションなのか。
2011年の3・11から10年、CIAパキスタン支局。
映画は冒頭、映像なしに貿易センタービルが崩れて、
恐怖に怯える悲鳴のみが、スクリーンから聞こえる。
凄まじい拷問のシーンが執拗に映し出される。
若くて優秀な女性分析官のマヤが派遣される。
(ジェシカ・チャステイン、「女優主演賞にノミネート」)
マヤはやがて、ビンラディンに繋がると思われる連絡員を割り出す。
電話の通信記録を追跡、アジトを特定するが、……
果たしてそこにビンラディンは潜伏しているか否か……
CIA上層部は確率をめぐって割れた。
マヤは100%だと確信していたが……
「ゼロ・ダーク・サーティ」公式サイト