たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

4月20日の誕生花はナシ

2012-04-21 16:40:35 | 24節気
 昨日の4月20日は24節気の「穀雨」でした。
春雨が降って、百穀を潤すという暦の日です。
その日の誕生日の花が「ナシ」とは、誰が決めたのでしょうか。

他にシャガ、海棠(かいどう)、オステオスペルマムなどがWebに載っているが、
ナシでは「話」にもならないとか、歯無し、種無しなど、語呂が良くないが、
「梨花」と書けば、近ごろ流行の女の子の名前にもなりそうです。



 ところで梨といえば、全国あちこちに特産地方があります。
当地もその一地方で現在、周辺の梨園には白い花が咲き乱れています。
棚下では、花粉採取のために、枝先にびっしり着いた梨花の摘花作業をする人たちがいます。

この後、連休ごろからは、受粉作業が始まります。
梨は自家受粉(同じ花の中で受粉)では結実が悪くなるので、他品種の梨の花粉で受粉をします。
一つひとつの花に、他品種の花粉を綿棒ですりつけるのが受粉作業です。
中腰だったり、背伸びしたり一日やると、翌日は腰痛で動けなくなるそうです。

8月になると一番早い幸水(こうすい)、続いて豊水(ほうすい)、かおり、新高(にいたか)と、
10月中旬まで梨農家は繁忙期を迎える。

たにしの爺、少年時代には、りんごの花の摘花、摘果、袋掛けで、三脚梯子に登って働いた時期があります。
りんごの故郷はまだ、早春なんだろうな。


 足元には爺に似た「一人静」の群生が、ひっそり花を付けていた。