たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

相馬野馬追・12騎の騎馬武者が鎌ケ谷に凱旋

2013-10-17 11:08:33 | Journalism

2013年10月12日に行われた、鎌ケ谷市の市民祭りに、
福島県相馬地方の伝統行事「相馬野馬追」騎馬武者12騎が馳せ参じて、
貝柄山公園で出陣式、鎧兜で身を包み旗挿し物をなびかせ、



戦国時代さながら伴を従え、ホラ貝を鳴らし、ときおり雄叫びを発して、
国道など約1.5キロを行進闊歩し、市民祭りの市役所まで行列を披露しました。
沿道に駆けつけた市民たちは「かっこいい」「かわいい」と大喝采でした。
武者姿の中には若い女性もいて、小旗を振る子どもたちに応えていました。



鎧兜の騎馬武者たちは市役所前に集結し、
勇士を披露した後、武装解除をしました。
みな普通のおじさんたちした。
その度に、観衆からは大拍手、拍手で称えていました。



「相馬野馬追(のまおい)」は、
武者が乗った騎馬が疾走することで知られる、
福島県の相馬地方に伝わる国の重要民俗文化財です。
1000年以上も前、平将門が領内の下総の国小金原、
現在の鎌ケ谷市周辺に野生馬を放し、それを敵兵に見立てて、
軍事訓練をしたことに始まるといわれます。



平将門を祖とする相馬氏がこの地一帯を支配し代々伝えてきた伝統行事で、
その発祥の地・鎌ケ谷に600年ぶりの帰郷凱旋となったということです。
歴史的な縁とともに東日本大震災復興支援につなげようと、
市民まつりの実行委員会が初めて招待したものでした。