たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

師走の空は晴れ渡り 落ち葉ひらひら「照紅葉」

2021-12-02 14:09:39 | 散策の詩
令和3年12月2日 師走になった。
1日夜半は低気圧の発達で荒れた。
当地の今日は風冷たくも晴天模様。



この時期、徘徊の道は枯葉色のグラデーション。
落葉木立は往く秋を惜しむシンフォニーの舞台。
残り葉が光りを受けてゴールドに輝く「照紅葉」



瑞々しかった緑葉が、色付き、落ちてゆく。
老いて、黄昏てゆく人間は「老残を晒す」。
今年もあと少し何とか無事に終わりそうだ。



徘徊の道野辺を歩くと落ち葉がカサコソ。
自然公園のベンチに座っているとハラり。
梢からユラ、ユラリゆっくり落ちてくる。

風に聞け いづれか先に 散る木の葉 (漱石)