3月の最初の休日は、関東の名山「筑波山」に登ってきた。日本百名山のひとつ「筑波山」は、男体山(標高871m)と女体山(877m)の2つの峰からなる双耳山として知られている。筑波山は、日本百名山の中では最も標高の低い山だ。深田久弥の百名山の選定基準の一つとして、おおよそ1500m以上という線が引かれたが、その例外となるのが筑波山(877m)と開聞岳(924m)である。なぜ筑波山が百名山に選ばれたかという理由は、山の歴史が古く、昔から多くの歌人の詩歌に詠み歌われてきたことである。また、山頂からの眺望は関東平野を見渡すことのできる抜群の景色であり、関東平野にあって独立峰の山はさほどなく、意外と高く見え、双耳峰(女体山・男体山)は美しい山容をしてことなども挙げられる。
今回は、現地集合のメンバーも含め6名での登山となった。午前8時。筑波山神社まえの駐車場で待ち合わせる。当初は、ケーブルカーに乗って一気に男体山まで行こうと思っていたが、朝早くからケーブルカーが動いてないことがわかり、当初の計画とは逆のコースで行くことにした。
まずは、筑波山神社の境内に少し入ったところから、脇道に入り白雲橋コースで行くことにした。「是より女體山」の道標石から100mほど登ったところの石鳥居が登山口だ。
酒迎場分岐からすぐに見えてくるのが白蛇弁天だ。白い蛇が住み、見た者は財を成すと言われている。
おたつ石コースとの合流地点でもある弁慶茶屋跡に到着する。ベンチがあり、ゆっくり休憩できる場所だ。ちょうどこの頃から、雨がぽつりぽつりと降り始めたので、雨具を着ることにした。
筑波山には、多くの奇岩・怪石が点在しており、これからは、いろんな奇岩・怪石を見ながらの登山となる。それぞれの由来や言い伝えなどを記した看板を読んでいくのが面白いコースだ。最初に出てくるのが、「弁慶七戻り」である。頭上の岩が今にも落ちそうで、弁慶も七戻りしたといわれている石。聖と俗を分ける門だともいわれている。
「高天原」とは「神様の世界」のこと。この先には、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る稲村神社がある。
「母の胎内くぐり」。岩を抜けることで、生まれた姿に立ち返ることを意味しているといわれている。
「陰陽石」。陰と陽、相反する二つの巨大な岩が寄り添うようにそびえ立っている。
鎖場もあって、険しい岩場が続く。
「出船入船」。石の姿がまるで出てゆく船と入ってくる船が並んでいるように見えることから、船玉神を祀っている。
「裏面大黒」。その名のとおり、大黒様が大きな袋を背負っている姿を後ろから見ているように見える岩だ。
「北斗岩」。天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味しているといわれ、空に向かってそびえ立っている。
「屏風岩」。まるで屏風のように見えることから名付けられた。素箋鳴尊(すさのおのみこと)を祀っている。
「大仏岩」。大仏のように見えるこの巨岩の高さは、15m。女体山頂近くにそびえ立っている。
10:28。女体山877mの山頂に到着。こちらが、筑波山の最高峰だ。
「ガマ石」。その昔、永井兵助が「ガマの油売り口上」を考え出した場所といわれていることからこの名がついた。多くの人が、ガマの口に石を投げ入れるので、口は石だらけだ。
11:17。男体山871mの山頂に到着。
男体山を下りると、ケーブルカー駅に向かう。
11:40発のケーブルカーに乗って下山する。
10分ほどの乗車で、宮脇駅に到着する。
下りたところが筑波山神社の境内だ。折角なので、筑波山神社に参拝していく。
境内には、君が代で有名な「さざれ石」が置かれていた。
ほぼ4時間でスタート地点の筑波山神社に戻ることができた。早い時間に下りる予定だったので、その後、つくば梅園近くの「フォレストアドベンチャー・つくば」で、木々を渡るネイチャーアスレチックを楽しむつもりだったが、雨が本降りになってきたのでキャンセルして、筑波宇宙センターを見学することにした。
参考1.筑波山のコースマップ
参考2.筑波山の高低図
「2019筑波山登山ツアー:筑波宇宙センター編」に続く。
今回は、現地集合のメンバーも含め6名での登山となった。午前8時。筑波山神社まえの駐車場で待ち合わせる。当初は、ケーブルカーに乗って一気に男体山まで行こうと思っていたが、朝早くからケーブルカーが動いてないことがわかり、当初の計画とは逆のコースで行くことにした。
まずは、筑波山神社の境内に少し入ったところから、脇道に入り白雲橋コースで行くことにした。「是より女體山」の道標石から100mほど登ったところの石鳥居が登山口だ。
酒迎場分岐からすぐに見えてくるのが白蛇弁天だ。白い蛇が住み、見た者は財を成すと言われている。
おたつ石コースとの合流地点でもある弁慶茶屋跡に到着する。ベンチがあり、ゆっくり休憩できる場所だ。ちょうどこの頃から、雨がぽつりぽつりと降り始めたので、雨具を着ることにした。
筑波山には、多くの奇岩・怪石が点在しており、これからは、いろんな奇岩・怪石を見ながらの登山となる。それぞれの由来や言い伝えなどを記した看板を読んでいくのが面白いコースだ。最初に出てくるのが、「弁慶七戻り」である。頭上の岩が今にも落ちそうで、弁慶も七戻りしたといわれている石。聖と俗を分ける門だともいわれている。
「高天原」とは「神様の世界」のこと。この先には、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る稲村神社がある。
「母の胎内くぐり」。岩を抜けることで、生まれた姿に立ち返ることを意味しているといわれている。
「陰陽石」。陰と陽、相反する二つの巨大な岩が寄り添うようにそびえ立っている。
鎖場もあって、険しい岩場が続く。
「出船入船」。石の姿がまるで出てゆく船と入ってくる船が並んでいるように見えることから、船玉神を祀っている。
「裏面大黒」。その名のとおり、大黒様が大きな袋を背負っている姿を後ろから見ているように見える岩だ。
「北斗岩」。天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味しているといわれ、空に向かってそびえ立っている。
「屏風岩」。まるで屏風のように見えることから名付けられた。素箋鳴尊(すさのおのみこと)を祀っている。
「大仏岩」。大仏のように見えるこの巨岩の高さは、15m。女体山頂近くにそびえ立っている。
10:28。女体山877mの山頂に到着。こちらが、筑波山の最高峰だ。
「ガマ石」。その昔、永井兵助が「ガマの油売り口上」を考え出した場所といわれていることからこの名がついた。多くの人が、ガマの口に石を投げ入れるので、口は石だらけだ。
11:17。男体山871mの山頂に到着。
男体山を下りると、ケーブルカー駅に向かう。
11:40発のケーブルカーに乗って下山する。
10分ほどの乗車で、宮脇駅に到着する。
下りたところが筑波山神社の境内だ。折角なので、筑波山神社に参拝していく。
境内には、君が代で有名な「さざれ石」が置かれていた。
ほぼ4時間でスタート地点の筑波山神社に戻ることができた。早い時間に下りる予定だったので、その後、つくば梅園近くの「フォレストアドベンチャー・つくば」で、木々を渡るネイチャーアスレチックを楽しむつもりだったが、雨が本降りになってきたのでキャンセルして、筑波宇宙センターを見学することにした。
参考1.筑波山のコースマップ
参考2.筑波山の高低図
「2019筑波山登山ツアー:筑波宇宙センター編」に続く。