とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019七洞山登山

2019-03-11 20:48:59 | 山登り
Nさんの呼びかけで、奥伊勢方面の静かな低山の陽だまりトレッキングに出かけた。夜は漁師宿で海の幸を満喫し、翌日も山登りを楽しむ1泊2日の山旅だ。参加者は、全部で6名。

初日は、大紀町の七洞山に登る。七洞山にはいくつかの登山口があるが、まず向かったのが白滝口登山口だ。車を登山口の前に止め、山の神駐車場方向に向かって歩き出す。気温は低いが、日差しがあって風はないので、まさに陽だまりトレッキングにはふさわしい天気となっていた。


しばらく進むと、白滝という三段の滝がある。この位置からでは、二段しか見えないのだが、近寄ってみると真ん中にもう一段あった。


七洞岳の看板があるところが、大栃コースの登山口だ。


しばらくは沢伝いに歩く。


沢が終わると、植林の尾根の登りとなり、一気に高低差を稼ぐ。


1時間ほどで、のぞき岩と呼ばれる岩場に着く。周囲は断崖になっていて、山頂は岸壁の向こう側にある。


のぞき岩は、展望が良くて、ちょっとした広場くらいの面積があり休憩するには最適の場所だ。ちょうど時間もお昼を回り、昼食休憩ものぞき岩で済ます。




のぞき岩から15分ほどで七洞岳山頂778mに到着する。


山頂からの展望も素晴らしい。風車がいくつも見えるのは、獅子ヶ岳だ。七洞岳から獅子ヶ岳への縦走路もあるのだが、現在は風力発電施設建設のため入山禁止となっている。


西側にひときわかっこよくとがったピークを持つ山は局ヶ岳(つぼねがだけ)だ。標高1029m。ピラミッド型の姿から「南伊勢の槍ヶ岳」と呼ばれている。


東側には、志摩半島の山々や海岸線や伊勢平野が見える。


山頂からは、藤ケ谷コースを進んでいく。岩の多い痩せ尾根が続き、植生も変わり冬枯れの景色が続く。


1時間ほど下ると、車を止めた白滝登山口に戻ることができた。この日はほんの足慣らしといった感じで、3時間半程度の陽だまりトレッキングを楽しむことができた。


下山後は、廃校となった小学校を利用した阿曽温泉で汗を流す。宿に行くには、まだ時間が早いので、近くにある塩浜山村広場の展望台まで行ってみる。


展望台からは、塩浜と小さな島々、ぶり定置網の仕掛けなどが良く見える。


宿の夕食。漁師宿というだけあって、新鮮な海産物の料理がいろいろ出てきた。真ん中にある小鉢の中身はマンボウだという。マンボウを食べるなんて初めてだ。


さて、翌日の早朝だ。天気予報では、朝から雨予報になっていた。早起きしたメンバーで、雨が降る前に、前日行った塩浜山村広場から塩浜に下ってみることにした。


かなりの急斜面を下っていく。


10分ほどで、塩浜に着く。


前日、高いところから見た景色だが、浜から見るのもいいものだ。


浜で少し遊んでいると、ポツリポツリと雨が降り始めてきた。急いで山を駆け上がり山村広場まで戻り車に乗ると本格的に降り始めた。ギリギリセーフだった。朝食前のいい運動になり、宿の朝食が美味しかった。しかし、今後一日中雨が降る予報となってしまったので、二日目に予定していた姫越山を結局中止することになってしまい、宿で解散することになった。


関西方面のメンバーは、このまま帰ることになったが、我々、静岡・東京方面のメンバーは、鳥羽の水族館まで行こうという事になり、鳥羽方面に向かう。

「2019鳥羽水族館」に続く。

参考1.七洞山のコースマップ


参考2.七洞山の高低図