とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019沖縄一周いいとこ観光マラニック:3日目辺野古&やんばるマラニック

2019-03-22 20:34:28 | マラソン
3日目のマラニックは、久志浄水場前からスタートする。この日は朝から時折雨が降り、カッパを着て走る。


5キロほど走ると辺野古の米軍基地キャンプシュワーブ前を走る事になる。


基地に対して反対側の道路際には、基地反対団体のテント小屋が立ち並んでいた。走り出してすぐに遠くから人の声のようなものがずっと聞こえるなあと思っていたが、やはり反対派住民のマイクによるアジテーションが四六時中行われていたのだ。まさに、沖縄が抱える問題のすべてがここにあるという事を肌でしっかり感じた。


辺野古の埋め立てをしている工事現場入り口の前には、機動隊員が物々しく警備にあたっており、トラックが出ていくと一斉に機動隊員が整列して壁を作っていたのが不気味で、ひときわ印象に残った。


北側にあるキャンプシュワーブの入り口前も通過する。


フェンスが途切れたところからは、海上に大きな工事船が何隻も見えた。まさに今、沖縄の住民投票でも反対多数だった辺野古の埋め立て現場を目の前で確認できた。


観光闘牛場前を通過する。


二見地区を下っていくと、道の斜面に赤い葉の植物がたくさん植わっているのが見えてきた。


葉がこれほどまでに赤い植物は見たことがない。後で調べてみるとコルディリネという植物のようだ。熱帯から亜熱帯にかけて多く分布する植物らしい。


二見地区の海岸線からは、辺野古の埋め立て海域がさらに良く見えた。


12.8キロほど走ったところで、名護市役所久志支所前にゴールする。

参考1.辺野古マラニックコースマップ


参考2.辺野古マラニック高低図


一旦車に戻って、数十キロ先のやんばるの森まで移動する。

この日2回目のマラニックは、やんばるの森を走るコースだ。まずは、新川ダム入り口からスタートする。“やんばる”とは、「山々が連なり、森が広がる地域」という意味を持ち、沖縄島北部一帯を指す言葉だ。その中でも、特にヤンバルクイナやノグチゲラなどをはじめとする固有種などが多く生息・生育し、比較的健全な状態のまとまった森が残るのは、沖縄島北部の3村(国頭村、大宜味村、東村)である。


ただ、舗装道路がずっと通っているので、コースは走りやすい。


道路から見る森は、いかにも沖縄らしい原生林がどこまでも連なっているのがよくわかる。


道路には、ヤンバルクイナの飛び出し注意喚起の標識が立っている。


普久川ダム入り口までの約15キロを走ったところで、2回目のマラニックのゴールとした。

参考3.やんばるマラニックコースマップ


参考4.やんばるマラニック高低図


普久川ダム入り口からは車に乗って宿まで移動する。この日の宿は、「海山木」といい、読み方は“みやぎ”だ。沖縄本島最北端の集落「奥」にあり、海と山に囲まれたこの「民宿海山木(みやぎ)」は、どこにあるのか簡単には見つけることができない不思議で奇想天外な宿だ。そして、オーナーも個性的で独特の魅力がある不思議な人物だった。夕食は、オーナーを交えて囲炉裏端で宴会となった。






「2019沖縄一周いいとこ観光マラニック:4日目辺戸岬マラニック」に続く。